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はてなブログに掲載した過去の文章です。
わたしの好きな人はすれ違う女の子をかわいいと言うし、最近のアイドルや若い女優をかわいいと言うし、女友達にかわいいと冗談混じりで言う。女の子はみんなかわいい、よく言っている。 「あの人、あなたには冗談でもかわいいと言わないね」ある人に指摘された。 わたしも気付いていた。 彼はわたしを嫌いであるということはみんな知っているしわたしも知っている。これは憶測などではなく、友人が彼自身に直接聞いたことだから確かだ。 かわいいとは何か。肌が美しく、ひとつひとつのパーツが綺麗な形をしてお
「大好き」でもなく、「ダイスキ」でもなく、「DAISUKI」でもなく、「だいすき」なのである。 岡村靖幸との出会いは3年ほど前だった。 とっても仲の良い友人が岡村靖幸にハマって、YouTubeにアップロードされている『だいすき』と『Super Girl』のURLをラインで送ってきたことがきっかけであったように記憶している。 初めてみた岡村靖幸は、衝撃そのものであった。 癖しかない歌い方、表情、動き、そして独特な世界観の歌詞とメロディー。はじめのうちこそウゲ〜と思っていた
京都へ来て一ヶ月。わたしはここで三冊の本を買った。そのうちの一冊が江國香織の『すいかの匂い』である。 東京で24年生きた。その間にいろんな本を読んだ。自分で読みたくて買った本や、人から勧められて読んだ本、学校での推薦課題図書、親から勧められた本、家にあった本、図書館で見つけた本、古本屋で立ち読みした本。すぐに読み終える本もあればそうでない本もあった。 江國香織は今までに一度だけ手に取り、読むことを試みたことがある。その時は初めてできた交際相手とぐずぐずになって別れた頃で、