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「Aim Higher」叶さんパート感想:努力の行き先

 あなたは天使の存在を信じますか?

 はい
 いいえ
▶Aim Higherで見た

 去る2022年7月27日、ぴあアリーナMMにて葛葉&叶&ROF-MAOによる3マンライブ「Aim Higher」が開催されました。

 ネチケ民として参戦したこのライブ、三者三様のパフォーマンスに大いに興奮し、自宅のモニター前で泣きながらぶんぶんサイリウムを振りまくりました。

 そして私はこの日見たのです。
 舞い降りた純白の天使……いや妖精……女神……

にじさんじ所属、叶の姿を……

ありえんかわいい天使こと叶さんの御姿

 私は叶さんの配信を見始めてからだいたい2年半くらい経つ一般叶え隊ですが、この日はマジで生きててよかったと思いました。まあ叶さんを追っていると生きててよかったデイがかなりの頻度で来るんですが(例:今年の叶バースデー)この日は過去最高の生きててよかった実感デイとなりました。

 というわけで、Aim higherの叶さんパートの感想を書き残しておきたいと思います。
 これは何か書き起こしておかないともったいない気がしたので。

1. ブロードキャストパレード

 言わずと知れたアーティストデビューの記念すべき1曲目。始まりを告げるにはこの曲しかないと叶さんも語っていましたがワイトもそう思います。
 ろふまおのみなさんのパートが終わりめちゃくちゃ楽しかった〜!!という充実感とおさまらない興奮を抱えたまま、ネクストアーティスト!叶!の文字が画面に映し出され、ヒュッ……となっているうちに現れるシルエット!!が!!3人!?まさかの3叶構成で開始。

 というか衣装が!!!!
 うわ!!!!!
 かわいい!!!!!!!!

かわいい

 ここで一瞬記憶が途切れます。
 いや〜〜Twitterでチラ見せしてくれた時から覚悟の準備を済ませておきましたがもう全然足りませんでした。覚悟が。
 純白のふわふわひらひら衣装、ありえんかわいい。お顔は元々奇跡のようにかわいいのに服装までこんなにかわいくなったら100国くらい傾国してしまうだろ……ふざけてるんですか?

 いや本当にマジでかわいい。ステージ映えを狙って白衣装にしたとのことでしたが天才なのか?天才だったわ。天才ロックの話は次でします。

 バックダンサーを引き連れて現れた叶さん、聞き慣れたいつもの歌声……が、緊張からなのか少しブレている。な、生歌でゃ~~ん……

 めろちん大先生による超かわいい振り付けを披露しながら、発売されたばかりのミニアルバム「Flores」1曲目を飾るブロードキャストパレードを歌い上げる叶さん。キャスパレを聴いた時に、そのあまりの軽快なテンポと明るくハッピーな歌詞に、踊ってる姿が見たいと強く願ったものですが、まさかこんなにもかわいく素晴らしい踊りが見れるとは思っていませんでした。

 しかもバックダンサーを連れて踊るっていうのは、本人も言及してましたがかなりプレッシャーかかることだと思うんですよ。間違えたらわかっちゃうし、それに立ち位置を気にしなきゃいけないので。振り付けと歌唱の他にフォーメーション意識まで入ってくる訳ですからね。
 かなり忙しい身で3人揃っての練習時間が取れなかったことは想像にかたくないにも関わらず、Cメロではパレードさながら楽しげに行進し、3人揃ったサビの振り付けをやりきった姿にものすごく感動しました。

 そう、Cメロのパレードのような行進をやるにはバックダンサーがいて大正解や……と思ったんですよね。

 あと「華やかに魅せるハイライト」でドアップにしたカメラさんには1兆円与えてください。死ぬほどかわいいだろあれ。
 
 最高の幕開け。つくづく叶さんのアーティストデビュー曲がブロードキャストパレードで良かったなあ~~~と何回も思いましたが改めて思いました。

2. 天才ロック

 あなたは天才を見た事がありますか?

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▶Aim Higherで見た

 ててててんさーい!叶てんさーい!
 初めから終わりまで超アゲアゲで最高にかわいい天才ロックのお時間です。

 歌詞がねえ……最高!!カラスヤサボウ大先生の曲はZepp福岡のバッドダンスホールも力強く歌い上げていましたが、何倍にもパワーアップして帰ってきたぞという感じでした。正統進化を感じて良き良き。
 
 モンキーダンスかわいすぎ。サビのわかっちゃ〜うの時のバックの集中線みたいなエフェクトよすぎ。あなたは私をどんどん好きになる〜と歌われた日にはTwitterで「もう好きだが!?」と叫びました。

かわいい

 あのくそかわ清楚妖精さん衣装でちょっとファンキーな振り付けと小悪魔な歌詞歌われると簡単に脳が壊れてしまう。これが天才ってわけ……
 バックダンサーさんによいしょよいしょされてる様も最高でバックダンサー大正解や……と思ったんですよね(2回目)やることなすこと正解ってどうなってるんですか?天才ですか?
 かなーえの「おばかさん♡」が合法的に聞けるのは天才ロックだけ!

 というかあんだけ動きながら歌えるのが確かな体力を感じて一体この人はどれだけの努力を裏で重ねてきたんだろう?と思いました。ジム通いとウォーキングで体力作って、ダンスレッスン通ってダンスを身体に叩き込んでって、全部一朝一夕では成らない積み重ねの結晶で。
 私は叶さんの配信が大好きですが、それと同じくらいステージで輝く姿も好きだから、研鑽してこんなにも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることにもう幸福しかありません。

 終わるんか?終わりません。まだ二曲目時点で既に感情がピークでした。モニター前でずっとはぁはぁ言ってた気がする。

 天才ロック歌詞が全部天才大優勝なんだけど最後が「愛してる」で終わるところが俺も愛してるぞって言っていいか?叶……

3.エンヴィーベイビー

 天才かこいつ!?
 天才だったわ。

 まさかの過去にカバーした曲からエンヴィーベイビー。もうね、最高ですよ。叶さんの歌唱力は日々急成長を遂げておりアーティストデビューした今はカバー動画を上げた時点よりも当然パワーアップしているわけです。過去カバー曲をチョイスすることで成長を感じさせつつ、その曲を聴いて好きだと思ってくれた人へのサービスになるという隙を生じぬ二段構え。

 ていうかサビの振り付けがセクシーすぎる〜〜〜!!!!
 ダメだろそれは!!!!!

うおおおおおおおおおおお

 カバー曲をリバイバルする意義、振り付けが追加されるという付加価値が生まれることと見つけたり。知っているはずの曲なのになおまだ楽しいって素晴らしいことですよ。あーもう最高や。白い衣装が赤いライトを浴びて妖艶な印象を与えるのもガチで良いです。あと2番サビでアップになるところ、バックの映像が流れていくので疾走感も足されてかなり視覚的に見応えがある感じになっていてとても良い。

 今回全体的にバックの映像が相当良くて、曲によってはMVかこれ?ってレベルに仕上がっていたのが印象的です。叶さんのパフォーマンスが素晴らしいのは当然の事ながら、演者を輝かせる演出がかなり卓越していてえにからの底力を感じざるを得ません。
 カメラワークもARの切り替えもネチケであることをなんの欠点にも感じさせないほどの臨場感を生み出していました。
 素晴らしいなあ、えにから……次のライブも待ち遠しいな……

4.ダウナーウィッチ

アッアッアッアッアッアッアッアッ(イントロが流れた時の私)

 誰がダウナーウィッチが来ると予想しただろうか。エンヴィーベイビーが来た時ですら次にこの曲が来るとは思っていませんでしたよ。

 天才ロック⇒エンヴィーベイビーは「愛してる(アイシテル)」繋がりかな?どれだけリスナーに愛を囁きたいんだこやつめハハハとか余裕ぶっこいてたら100回は聞いたであろうイントロが流れてきて上記のリアクションしか取れませんでした。まさかの過去カバー曲続き。愛してる縛りだと思うじゃん!やめてよ!やめないで!

 というかダウナーウィッチ、あまりにも特別すぎる。生で聞ける喜びに身体がガタガタと震えました。
 なおもうこの辺りからペンライトを振ることもできなくなる(見るのに必死なため)

 白衣装で歌うダウナーウィッチ、元動画の再現か?3D版のMVだよこんなの……あわあわあわ……

青いバラが世界一似合う男

 エンヴィーベイビーは割と元動画と歌い方が一致していましたが、ダウナーウィッチはだいぶ違っていた印象でした。元動画はスタッカートというかアクセントをつけて歌っていたところをすべて流れるように歌っていたというか。ワルツのようなパートで流麗に歌われて気持ちぇ~なりました。
 音楽的なことはド素人なのでわからないんですが。その辺の違いもライブならではで、覚えるくらい聴いた歌声から変化があって二度楽しい。

 薔薇を背景に歌う白い天使、芸術作品として飾られていてもおかしくないくらい美しいので未だネチケを買っていない人はみんな買って拝もうな。

 曲の終わりはエンヴィーベイビーと同じく背中を向けてエンドなのですが、エンヴィーベイビーは真っ赤に染まって終わるのに対しダウナーウィッチは青く照らされて終わるの、二曲の対を感じてSUKI…

5.ANEMONE

 7月27日発売のファーストミニアルバム「Flores」よりANEMONE!きたきたきたきた!!!
 過去にカバーしたことのある曲を2曲連続でやった後に満を持して当日発売したてほやほやのミニアルバムから1曲チョイス!さながらこれまでの歩みを踏まえて続く道の上にアーティストデビューがあったと言わんばかりのセトリ!!

 というか良いですか?
 セトリが上手い!!!
 本当に!!!!!
 セトリがうますぎるこの男!!!!!!

 私は常々叶さんはセルフプロデュースの天才だと思っているのですが、今回のセトリはそのセルフプロデュース能力の高さが遺憾なく発揮されており最初から最後まで叶たっぷり。
 ANEMONEはミニアルバムの中でもブロードキャストパレードと並んでリリックビデオ化されており、渋谷で見ることもできました。
 つまり他の曲に比べるとまだ対外的に触れる余地のあった曲であるわけで、なおかつ叶さん自身度々インタビューで語っているように「これまで歌ってきたカバー曲に曲調が最も似ている曲」であるわけです。
 まさに、これまでの地続きであることを印象付けながらも、新しくアーティストとして踏み出したことを表すにもってこいの曲だと感じました。

 御多分に漏れず私もCDは無事フラゲしライブ前日に全曲聞いたうえで臨んだのですが、ANEMONEの疾走感とダークな世界観がめちゃくちゃ好きです。
 あとライブでめちゃくちゃ好きだなと思った歌い方があるんですけど、「美しい毒を浴びたまま」という部分、音源だと「美しい毒をぁびたまま」と「あ」の音が少し弱く流れるように歌っているのを、ライブでは「美しい毒を、あびたまま」といった感じで「を」と「あ」の間でいったん極小の区切りを入れ「あ」の音をハッキリ発音していたんですね。これ個人的にめっちゃ好きです。力強い印象があって……

 あとラスサビの直前に大きくブレス音が入るのも生きてる~~~!!となってまた最高の気分になりました。叶さんはあまりブレス音が大きくない(口が小さい、からカナ!?)のも個人的に好き歌唱なのですが、ブレス音がガッと入るのはライブならではで特別感があって僕は好きです。

 それとこの曲は振付なしとのことでしたが、振り返りでそれを聞いてマジ?と思いました。見返すと確かに振付らしい振付はない……でもなぜかあるように感じるのは、舞台の端から端まで移動して余すことなく空間を使いながら、身振り手振りをしているからですね。

 私は結構演劇を見ることが好きで、身内にもダンスをしている人がいるので話を聞くことも多かったのですが、ステージで練度が出るのは実は「移動」であると聞いたことがあります。
 移動をただ歩くだけの動作ではなく「魅せる動作」にできるかどうかは、かなり難しいんだそうです。(今までにじさんじで一番ステージ移動の動きが上手いなあと思っていたのは、卒業してしまった鈴原るるちゃんでした)
 ANEMONEでの叶さんは、1番は上手にいて、2番で下手に向かって歩き出し、2番サビを下手、そしてCメロで中央……と移動をして、空間を有効に使っていました。歩く足元がアップになったりと、カメラワークも光る光る。ターンを取り入れたり、魅せる移動をされていたと感じました。

おみ足のカット

 そしてここでも色の演出が光る。
 1番では青色に染まっていたステージが、2番では赤色に染まり、最後にまた青色に戻る。さながら多彩な色をもつアネモネのようです。
 ほんっとに今回マジでステージ演出が良いんですよ。ほんっとに!タイムシフト期間中、歌やダンスはもちろんのことバックの映像や照明の色にも注目して見るとめちゃくちゃ楽しいかもしれませんね。

6.ハルを追いかけて

 あのですね………

 好き………………………

 メディアミックスプロジェクト「Lie:verse Liars(リーバース・ライアーズ)」の主題歌である「ハルを追いかけて」が初披露。

 本当に………………………セトリが上手い………………………
 ANEMONEは新曲といえど前述したようにアルバムは当日発売のためコアなファンならフルはとっくに聞いていたわけですよ。
 それでも待望のミニアルバムだし、新曲聞けて嬉しい!ホクホク!となっていたところに、PVでワンコーラスしか公開されていない真・新曲のフルが生で聞けるとかそんなことがあってたまるか!!あったわ!!!!!神ですか!?!?!

 私、この曲マジで好きすぎて音量上げてPVの後ろに流れるワンコーラスを何回も何回も何回も聞いてたんで、ほんともう、リスナー喜ばせるのうますぎ。サプライズがうますぎる。セトリがうますぎる。
 まさかANEMONEがアクセントとワンクッションの両方の役割を果たすとは思わないじゃないですか。

 そして、歌唱。
 本当に素晴らしかったです。

 この曲では踊りはなく、立ち位置も前曲のANEMONEと異なり、真ん中から動きません。アドリブの振付はあったものの、ほぼ完全な歌唱勝負でした。

中央に佇む叶さん

 私はこの曲で、「アーティストの叶」を実感しました。
しっとりと歌い上げるAメロBメロ。爆発したような疾走感あるサビ。透き通った高音。
 そして、ラスサビ前のロングトーン。
 身体を折り曲げて全部絞り出すように放たれたロングトーンを聴いた瞬間、涙腺が崩壊し前が見えなくなりました。

 メン限の歌枠を何度も聞いてきた。投稿された歌動画も擦り切れるほど聞いた。ライブだって全部見てきました。
 ああ、アーティストになったんだ。形だけじゃなく、音楽で人の心を震わせることが使命である、そんな「存在」になったのだと。
 叶さんが努力家で、ひたむきに頑張っていることは知っていたけれど、そんなこと知っていたって、この人は簡単に私の想像を超えていく。
 だからずっと追いかけたいと思うのです。

 ハルを追いかけてのパートでは映像も特に美しく、バックの花と曲線がまるで天使の羽のよう。
 叶さんが少し身体を中央からずらし軽く横を向き、カメラが引きになった瞬間にパッパッと花の絵が切り替わる瞬間などは、MVかと見まごう程美しく、何度見てもため息が出ます。

まるで絵画のよう

 もしステージの神様なんてものがいたのなら、多分この時このアリーナにいたのではないか。そう思ってしまうほど美しく、特別な空間が創造されていたように感じます。

 ハルを追いかけて、歌詞もめちゃくちゃ良いんですよね……疾走感がありつつ焦燥感と喪失感と後悔があり……
 「今になって知って」の時の儚さとかもうすごいでしょ……

 あの……早くサブスクとか……ないですか……お願いします……

7.パメラ

 ステージの神様もこれにはにっこり。
 ハルを追いかけてで創造された特別な空間が、今度はフル振付のダンスと共に更に昇華されていったパート。
 9曲中7曲目にフル振付持ってくるとかイカれてんのか!?!?最高だよあんた!!!!

 美しい、あまりにも美しすぎる。サビで頭を振る振付がなんかめっちゃ興奮する。語彙力がなくなってきた。歌もいいし踊りも最高だしもうなんか楽し~!!ありがと~!!好き~~~~~~!!!!という気持ちだけになって見ていました。
 本当にいいものを見た時って、知覚している自分の存在が希薄になるような感覚がするんですよね。ハルを追いかけてからパメラの流れでは私は完全にそのゾーンに入っていました。要は叶しか見えない状態です。なんて幸せなんでしょうか。

 そして床に座り込む振りのとこなんですけど、ここもマジで奇跡だと思うんですけど、座った直後には身体の下敷きになっていたコートの裾が、ぱあっと開いて広がったんですよ。これはさすがにネチケ大勝利だと思うんですけど、さながら天使の羽のようでした。

美しい

 ステージの神様、絶対いたもん!そこにいたもん!叶の裾広げたもん!!
 いやマジで神のようなタイミングでぱあっと美しく開いたんですよ本当ですって……嘘だと思うなら今すぐネットチケットを買って確かめよう!

 そしてパメラのダンス、上半身の振付とかわいいお顔に目がいきがちなんですけど、個人的には足さばきがマジでヤバイと思っています。ていうか今更なんですけどヒールなのガチ最高すぎませんかね。
 足さばき!つま先の角度!!キュッキュッと音がしそうな踏みしめ!!足見てると本当に楽しいです。ネチケだと顔アップが多いので足見れる機会あんまりないんですけど、ダンス曲目なだけあって引きの画が多くて本当に助かる。
 上半身の振付と表情とバックの映像を堪能した後は、巻き戻して足さばきにご注目ください。ガチでいいぞ。

8.群青

 干からびるほど泣いた。
 群青だけは……あかん……あかんて……
 この曲、とにかく叶さんがこれまで語って来た自身のことに重なる部分が多すぎる。
 正直今も聞くたびに泣けるし、リアタイでは涙があとからあとから溢れてきて初見時の感想が「一生推す」しかなかったんですけど……本当に奇跡のような人だなあと思います。
 毎日配信して、配信が一番好きと言って楽しく活動して、でもきっとそれだけじゃない辛さとか苦しさもいっぱいあったんだろうと思うんですよ。

青い世界

 この曲はなんだか語るだけ野暮になりそうなんで短く済ますんですが……
 最初の「知らず知らず隠してた本当の声を~」という部分、下オクで歌っているんですけど、アウトロの同じ部分は上オクで歌っているのが、まるで前を向いているようですごく良いなあと思いました。

 あとは特にグッときた部分の歌詞を書き出しておきますね……

「何回でも ほら何回でも 積み上げてきたことが武器になる」
「周りを見たって 誰と比べたって 僕にしかできないことはなんだ」
「今でも自信なんかない それでも」
「大丈夫、行こう あとは楽しむだけだ」
「朝も夜も走り続け 見つけ出した青い光」
「もう今は あの日の透明な僕じゃない ありのままのかけがえのない僕だ」

 叶~~~……愛してるぞ……

9.花束の行方

 「僕たちの曲」と叶さんが言った瞬間、あ、来る、と確信しました。
 振り返り配信でずっとラストはこの曲で行こうと決めていたと言っていた叶さん。
 本当に……好きで良かった……

 「100万回」でかなえくいずこと天井キスをするところも本当~~~にこの人は~~~最高の推し。傾国の天使。宇宙一の妖精さん。

 花束の行方と群青に関してはもう……シンプルに「感情」なので全然言葉が出てこないんですよね。困ったな。

 ハルを追いかけてでアーティストとしての開花を見せつけ、パメラでダンスの集大成を披露し、群青でこれまでの活動で感じてきた想いを吐露したあとの「花束の行方」、リスナー特攻すぎる。こんなんオーバーキルですよ。
 叶さんのことを好きでいればいるほど、追っていればいるほど、これまでのことが走馬灯のように巡り感情の洪水が起こるという神セトリ。マジでハルを追いかけて以降の畳みかけがえげつなさすぎる。

 もちろん、全体通して見ても、ブロードキャストパレードで華々しい開幕を飾り、天才ロックで会場を盛り上げ、エンヴィーベイビーとダウナーウィッチでこれまでの軌跡を感じさせ、ANEMONEでランティス叶を演出したあと、完全新曲のハルを追いかけてで純粋な歌唱で魅せ、パメラで全力のダンスで会場を虜にし、群青で感情の奔流を起こして花束の行方で〆る……というまさに一分の隙もない完璧なセトリでございました。

 叶さんはセルフプロデュースが上手い、と記事の前半でも触れましたが、「演出したい自分」を狙い通り演出するためには当然ながらそれを叶えるための努力が必要になってくるんですよ。
 いくら歌唱で魅せたいと思っても、ダンスで沸かせたいと思っても、そのためにやることをやってなければ達成できない。
 セトリが上手いだけじゃない。セトリの狙いを余すことなく伝える技術。その努力。

 一つでも欠けていたら達成できなかった、これは偉業であると私は思います。
 
 本当に素晴らしかった。美しいと言われていましたが、美しいと思ってもらう事って難しいんですよ本当に。どこか綻んだらおしまいなわけですから。

 いくら疲れても、肩で息をしても、最後まで左足を少し前に出し、足を揃えてまっすぐに立つことを、叶さんはやめませんでした。

 本当に美しかった。
 魅せる心意気だけでなく、それを体現していたことが。
 私は本当に、叶さんを見つけることができて良かった。そう思うライブでした。

 次は延期してしまったFANTASIAでそのパフォーマンスを見せてくれると思いますが、本当に楽しみです。
 次が楽しみだといつも思えること、思わせてくれること、そんなところが最高で、これだから叶さんを追うのはやめられないんだよな!!

 というわけで、以上で感想を終わります。
 ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!

愛してるぞ!


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