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【就活生の資格取得】日商簿記1級は就職で有利になる?

こんにちは!なめこ🍄です!
私は大学生の頃に、就活に役立つ資格・仕事をするときに持っていたら有利な資格って何だろうと思って、「就活に向けて取っておくべき資格〇選!!」などをよく検索していました。

その中でもよく目にしていたのが、日商簿記検定という資格でした。

会計関係の資格であることは分かりましたが、具体的に取得したら何に使えるのか・有利になるのかといったことは知らなかったので、今回調べてみることにしました。

1,簿記検定1級とは?


日商簿記検定は、メインの会計資格として認知されており、会計事務所などに就職する際において必要な資格の一つとされています。簿記1級はその簿記検定の中でも最難関の資格です。しかし、(一般企業の経理や中小規模の会計事務所においては簿記検定2級を取得していれば、働いていく上で必要なスキルは十分足りているといわれます。)

2,簿記1級を取得することのメリットとは?

1級を取得することで他の会計人との差別化を図ることができ、就職や転職の際に有利となり、より良い転職先を見つけることができます。さらに転職先での業務レベルも変わってきますので、1級を取得することで年収UPにつながる他、税理士の資格取得にも繋がるので、様々な恩恵を受けることは間違いないのです。1級を取得することで得られる会計スキル以上に、取得することで希少価値の高い資格を保有している証明となり、優秀な人材として認められる可能性が高いと考えられます。

3,簿記1級取得後の就職先

実務経験があることで、中小企業の転職だけでなく、大企業の第二新卒も狙えます。中小企業では日商簿記2級でも採用される場合が多いので、1級を取得しており、実務経験をアピールすることでかなり面接に有利であると思われます。

簿記検定2級の取得によって得られるスキルでは、仕訳の作成方法や、財務諸表の作成など会計事務所の基本的業務を行うことができるスキルが身につきます。

1級については、2級で得たスキルを上回り、財務諸表の分析や、さらに原価計算などの新たな分野も幅広く学ぶため、大手企業の財務分析や原価計算などの部門で仕事をすることが可能となります。
そのため、難易度の高く、やりがいの高い仕事を任されるようになります。2級や3級取得者のレベルでは行うことができない仕事もすることができ、会計業界でのスキルアップにもつながります。

①上場企業の経理職
日商簿記1級では連結決算などの大企業の経理に役立つ知識を学ぶことができるので、それらの知識を生かして仕事をすることができます。特に未経験からの転職の場合、きちんとした教育体制のもと資格をしかして働くことができるでしょう。

②事業会社の財務部
経理部とは別に財務部がある事業会社があります。
財務部の仕事内容は経理とは全く異なり、「これから使う資金」の運用方針の立案や管理をしています。自社の財務状況を把握し、未来の運用方針を決めていくという仕事は簿記1級で培った知識を十分に活かすことができるでしょう。

③事業会社の内部監査部
内部監査部では、会社内で監査を行う部署です。日本では上場企業は内部監査をしなくてはならないという法律があるため、どの上場会社にも必ず存在しているポジションです。監査には大きく分けて会計監査と業務監査がありますが、会計監査は自社の財務諸表をチェックしたり、数字に誤りがないか確認する仕事ですので、簿記1級での学習内容を活かすことができます。

④事業会社の経営企画部
経営企画部は、自社の財務諸表をもとに今後の会社の経営戦略を立てる仕事です。経営企画においても、会計の知識は必須となります。特にIRの仕事は自社の財務状況を、各ステークホルダーへ説明することが求められますので、簿記1級レベルの知識が必要とされます。

⑤会計・税理士事務所
会計事務所は、「財務」ではなく「税務」をメインとした仕事内容になるため、経理の仕事とは少し異なっています。会計事務所では、税理士が行っているクライアントの税務業務を補佐する「税理士補助」というポジションで就職ができるでしょう。簿記1級で得た知識を活かし、税理士試験に挑戦をし、税理士資格取得を目指すこともおすすめします。

⑥中小監査法人
少し珍しいパターンではありますが、監査法人に就職するという選択肢もあります。監査法人は、公認会計士がクライアント企業の監査を担う業務を主としています。ここでももちろん、会計の知識は必須となるので、簿記1級を活かすことができる可能性があります。

⑦コンサルティングファーム
コンサルティングファームでは、クライアント企業のM&AやIPOのアドバイザリーをすることがあります。M&A前のデューデリジェンス業務や上場支援を行うIPOコンサルでは、会計の知識や企業価値の評価をできる力が必要になります。公認会計士がこのような仕事を担うことが多いですが、簿記1級を取得していることで、コンサルティングファームへの転職が有利になる可能性もあります。

4,実務経験未経験者におすすめの就職先

①大企業の経理
上場企業のような大手の企業は、業務の専門性が高く、海外支店会計や連結会計などの高度な経理業務を行っているので、日商簿記1級の知識を身につけていることや、難関資格に合格した能力の高さや向上心などが高く評価されます。

②ベンチャー経理
基本的に人手が足りないので経理部員1人に与えられる業務の幅が広く、採用される確率も高くなり、IPOを見据えたベンチャー企業の場合、M&A関連の会計処理・税務処理を行うことによってスキルが身に付けることができます。

③ 会計事務所
会計事務所の中には経理経験や税務業務経験を重視しているという場合もありますが、若くして日商簿記1級を取得している場合には、面接の際に高く評価されるというメリットがあります。

5,最後に

日商簿記1級は売り手市場であるため、転職成功率は高いでしょう。
また、未経験でも会計事務所や大企業の経理部に転職できる場合があるのでキャリアプランも広まるといえます。

1級合格率は10%に満たないことが多く、2級や3級の合格率30%~50%と比較して、合格率が極めて低いといわれています。難関資格ではありますが、将来の可能性を広げるためにも学生の間に勉強する価値ある資格だと思いました…!

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