過去データから推測する今後のドル円相場
「円安ってなんやねん」
「ん?円が安いから円の価値が下ったちゅうことちゃう、知らんけど」
「じゃ、今は円安なんかい?」
「うーん、1ドル130円くらいやから円安なんかな、いやこの前150円やったから円高かな」
「どっちやねん!」
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現在ドル円は130円前後ですがはたしてこれはどのくらいの円安でしょうか?そして今後、円高・円安どちらに向かうのでしょうか?
以下のチャートは過去30年間(1993〜2022)のドル円為替チャートです。
時系列データ(月中平均)をEXCELでグラフ化しました。これによると現在の円安水準はまだまだ高いことがわかります。
130円以上の月は17ヶ月、140円以上の月は6ヶ月しかありません。
・1998/6〜8 … バブル崩壊
・2022/9〜11 … ウクライナ問題を要因とする貿易赤字と米国政策金利の上昇による日本との金利差の影響
1998年バブル崩壊から、実に24年ぶりの円安だったことになります。
30年間の平均値は108.7円、変動率(ボラティリティ)は12.3%です。
為替も株式でも乖離が進むと「平均への回帰」が起こるという統計学の理論があります。
短期的なトレンドで上下する為替ですが、最終的には長期的なトレンドに収束していくということです。
まとめですが、長期的に見れば現在はまだまだ高い円安水準であり、今後は円高に方向に向かう可能性が高いということです。
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