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山菜販売しますー!

明日(3月15日)から山菜の予約販売をはじめます。気合い入ってます。ちょっと今日はその抑えられない気持ちをnoteにのせてお届けします。

山菜売ります

山菜売ります。これがやりたくて会社を始めたようなもの。
山菜自体がめちゃ好きだし、山菜を採るという行為が好きだし、その行為が育まれてきたこの環境が大好きだし、この環境の中で生きてきた人たちのことが好きだ。僕もその一員になりたい。いちプレイヤーになりたい。

山菜を採れる人は、この地域にたくさんいる。だからその人たちから山菜を買って、売ったほうがもしかしたら利益はでるかもしれない。それもいずれはできるようになるかもしれない。でも今のいまは、僕自体が山菜を採りに行く人間であり、販売もする。そうしたいからそうする。なので絶対量は少ない。1日にひとつかふたつの段ボール箱をパンパンにできるくらいの山菜を採って送る。送料もかかっちゃうからどうしても割高になっちゃうけど「めっちゃ得したやん」って思ってもらえるくらい送りたい。頑張る。

商品はセット販売のみです

今年は山菜販売最初の年ということで、セット販売だけを考えています。
「芽吹きの山菜セット」と「盛りの山菜セット」。
「芽吹きの山菜セット」には、ふきのとう、かたくり、あざみ、こごみ、葉ワサビなどの、雪がとけた直後に現れてくる山菜たちを採って送ります。ふきのとう、かたくり、あざみはこの時期を逃すとなかなか採れないので、おそらくこのセット限定になると思われます。阿仁の春は他よりも遅いです。西にお住みの方からしたら、ちょっと遅い春になるかもしれませんが、それすらもお楽しみいただけたら嬉しいです。
「盛りの山菜セット」は、ウドやしどけ、たらのめ、コシアブラ、こごみ、などなどわらわらと土から出てきた真っ盛りな山菜たちを詰め込んだセットです。いろんな種類を食べてみたい方はこちらがおすすめ。1日経てば大きく生長して採りごろを逃したり、なんてことも多々あるので、人によって中身は全く変わると思います。どんな山菜が来るのかおたのしみにしていただければと思います。

予約販売について

3月15日〜3月31日まで予約受付します。
もしよければこちらからご購入いただけると嬉しいです。よろしくお願いします。


動機について

ここからは自分がなんでこんなことをやりたいと思ったのかについて書いています。もしよければ読んでいただけると嬉しいです。

山菜を売りたい、と思った動機は地元の山菜があまりに安い値段で販売されていることが嫌だなあと思ったからだった。もちろん山菜によって値段に付け方は様々なのだけど、例えばミズという山菜は100gあたり25円なんかで売られる。そんなのあんまりじゃないか、と思う。お金が全てではないけれど、山菜の価値が低く見積もられているような気がして嫌だった。僕が移住することを決めた要因の一つは、この山菜たちだったからこそ、こんな状態になっている山菜たちを僕は引き上げたいと思った。

でもどうやったら高く売れるのかなあ、と考えても、僕の頭ではわからない。高く売ることは難しくても、せめて100g100円くらいにはしたいよ、と思った。それくらいで売っても良くない?安く買いたい人はそっちで買ってもらえればいいけれど、僕は僕で山菜の価値を元に戻したいし、そこをわかってくれる人とつながっていきたいと思った。もちろんその値段で買ってもいいと思ってもらえるくらいのものを採ってくるつもりだし、おいしく食べてもらうための工夫もする。とにかくやらないといけない。自分がその値段で売ることができたら、少しずつでも採る人の意識が変わっていくかもしれない。

などと考えていたのだけど、今はちょっとそれも違うのかもなあと思っている。山菜の価値が高くなって、山菜採りが職業として成り立ってしまったら、おそらく山はすぐに枯渇するだろう。無責任に採りまくる人が増えて、次世代に種が残らなくなる。そうやって山が枯れていくことも珍しくはない。

だから今は、山菜の価値を戻したい、というようなことも思っていない。ただ純粋に山菜採りにまつわるあれこれが好きだからやる。もっと稼がないといけないと思っていたけれど、自分の事業でそれを中心に考えるとやっぱりおかしくなってくるので、一旦お金度外視でやってみることにする。というところに着地しております。

と、長くなりましたが、そんなこんなで山菜販売やっとスタートです。
もしよければこちらの動画をご覧ください。

普段の山菜採りの様子をいい感じの動画にしていただきました。
一年前の自分がちょっと恥ずかしいのですが、阿仁の山の様子が伝わるすごくいい動画なので、もしよければ見てみてください。

ということで、阿仁の山菜をどうぞお買い求めくださいませ!

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