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金玉を2回切った不妊男が4年間の壮絶な不妊治療から子供を授かった話〜自己紹介編〜

こんにちは。はじめまして。

不妊男と申します。この名前にした理由なんですけど、世の中には不妊っていう言葉があります。

僕はこの言葉正直大嫌いです。

だから僕個人的に、差別的言葉だと思っている不妊っていう言葉を世の中から無くすことは出来ないと思うけど、この言葉自体を無くしたいという意味を込めて、この名前にして、活動をしようと思います。

ちょっと意味が分からないけどこんな感じです!

不妊男の自己紹介

まずは僕の自己紹介です。

職業 普通のサラリーマン

25歳 結婚

28歳 カルタゲナー症候群による男性不妊が分かる。不妊治療を本格的に始める。

※カルタゲナー症候群とは、簡単に説明すると、線毛運動が障害される先天性の病気。そのため耳や鼻、肺等色んな所が病気になる。この病気で内臓逆位になる人もいるらしい。(右側に心臓があったり。臓器が通常とは逆になる事。)

精子も線毛運動異常のため不動精子(全く動かない精子)、精子が奇形になってしまう、精子の数が少ないetc。

僕は、カルタゲナー症候群によって精子の数がとても少なく、不動精子(運動率0%)、奇形精子(100%)の重度の男性不妊と診断されました。普通に子供を作る事は絶対に出来ないし、子供が出来るのも難しいとお医者さんからは言われました。

28歳 1回目のTESE手術
※TESEとは簡単に言うと、睾丸を切って精子を回収する手術。とにかく男なら分かると思いますが想像しただけで痛い。

30歳 2回目のTESE手術

32歳 4年間の壮絶な不妊治療を経て、顕微受精にて、第一子を授かる。

治療歴

4年間に顕微受精は十数回経験

4件の病院を渡り歩きました。

治療経歴は、最初は大学病院で治療。TESE手術を受け一回顕微受精までするが、その後妻と僕が平日しか病院がやっていないから通い続けるのが困難という事で、当時街では1番腕が良いと言われる個人クリニックに通います。

その個人クリニックの先生に「絶対子供出来るから大丈夫!」と言われ凄く安心して通い始めました。
しかし顕微受精を何回も何回も繰り返すが子供は出来ず。挙句の果て「うちで治療するのはもう無理だから」と言われ、東京の某有名病院に転院してくれと言われる。

この時は本気でこの医者の無責任さに怒りを覚えた。(今でも怒ってますが、、、)

ちなみに僕は北陸地方に住んでいるので東京の病院までは車で片道6時間かかります。

そして、東京への通院が始まる。
片道6時間、往復12時間の通院を2年間続けました。

そして東京の某有名病院という事もあり、ものすごくお金もかかりました。1ヶ月に数回は東京の病院へ通いました。特に真冬は関東圏へ入るまで雪が凄く路面も凍結しているので命の危険を感じながら運転して東京まで通います。車も10年ローンを組んで冬に強い車を購入。

※当時はコロナ禍という事もあり田舎育ちの私達夫婦は感染すれば村八分になるし、大変な事になるという思いから新幹線ではなく車で通院していました。

そして何よりも妻に申し訳ないという気持ちでいっぱいになりました。

そして2回目のTESE手術をその東京の某有名病院で受けます。その道で日本一の先生という事もあって、術後傷もそんなに目立たなく、術後の傷自体の痛みも少なかった。(流石に術後に6時間運転して帰るのは激痛でしたが、、、)
そして今までで1番多く胚盤胞も出来ましたが、妊娠せず。

その後夫婦で話あって、日本一の病院に通っても妊娠できなかったし、もうやるだけの事はやったしという事で一度、不妊治療を諦めました。
この頃には夫婦ともに疲弊し切っていました。

そして私達夫婦は子供の代わりに犬を飼おう。と言って家族として犬を迎え入れました。凄く可愛いくて色んな所へ一緒に出かけたりして楽しい月日が流れます。

そして地元に不妊治療の新しいクリニックが開業するという事を聞き、もう一度不妊治療にチャレンジします。地元の新しい病院で不妊治療始めて半年、顕微受精で初めて妊娠反応が出て夫婦でものすごく喜びました。そして妻が元気な赤ちゃんを出産。

そして現在は妻と犬と赤ちゃんで旅行を楽しんで日々を過ごしています。

まとめ

妻には申し訳ない気持ち、感謝の気持ちで溢れています。

僕は妻と4年間の壮絶な不妊治療を経て子供を授かりました。

この壮絶な不妊治療を通して経験した事をこれから不妊治療をする人、今不妊治療をしている人、不妊治療について何も知らない人、色んな人に不妊治療について伝たいと思い自分の体験をnoteに書く事を決めました。

文章を書くのは苦手だし、語彙力もないし、頭も悪いけど、これから不定期に不妊治療で経験した事をnoteに書いていきます。より多くの人に読んでもらって不妊治療について知ってもらいたい為、読みやすいように小説みたいにnoteを書く予定でいます。

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