SNSと嫉妬
「嫉妬をしてネガティブな気持ちになった…」
SNSを見ていて、こうした感情を抱いたことはありませんか?
そもそも、この嫉妬とはどんな時に起こるのでしょうか?
実は嫉妬が起こりやすい「対象」というのがあります。
それは「自分に近い相手」です。
例えば、「なんでブラッド・ピットの奴あんなにモテるんだ。悔しい!」
とは、ほとんどの人が思いませんよね。
それは比較できる次元にいないからです。空間的にも遠い。
石油王やハリウッドスターの成功に対して、嫉妬する人はあまりいないでしょう。
時間軸で考えてみても、ココシャネルに対して「うまくやりやがって!」と嫉妬する人はあまりいないですよね。
時間的に遠すぎます。
「自分から遠い相手」の成功やうまくいっている姿を見ても、あまり嫉妬の感情は生まれません。
こう考えると、SNSは嫉妬が起きやすい状況にあることが分かります。
「目標が近い人」、「自分と似たような人」をフォローして気軽につながれる反面、楽しそうな投稿や、キラキラしている投稿を見る機会は増えます。
ただ、嫉妬の感情が完全に「悪」かというと、そういうわけでもありません。
なぜなら、自分の欲しいものに気づかせてくれる感情だからです。
嫉妬の感情にある利点とは自分の欲しいものが明確になることです。
基本的に嫉妬の感情を抱くと、
2つのいずれかの反応になります。
例えば、お金を稼いでいる人に対して嫉妬を感じた場合。
「自分もお金を稼げるように努力しよう」というのが前向きな反応です。
反対に、
「お金を稼いでいるなんてズルをしているに違いない」
「あの人は金の亡者だ。」というのが相手を叩く反応になります。
後者の「相手を叩く」を選んでしまうと、結果として自分の感情に嘘をつくことになります。
自分が本当は欲しいと思っているものを、否定することになるからです。
大事なのは、たとえそれが負の感情だったとしても、その感情を認め、どう活かしていくかということです。
嫉妬が自分の中に生まれたとき、それは自分の欲しいものを明確にするチャンスだと捉えましょう。
ちなみに、どの部分に嫉妬したのかを細かく明確にすることが大切です。
例えば、お金を稼いでいること自体に嫉妬を感じたら、お金を稼ぐ能力があなたの欲しいものになります。
あるいは、周りの人から「すごい」などの言葉をもらっている状況に嫉妬を感じたなら、あなたが欲しいものは人から認められること「承認欲求」になります。
自分にどんな欲求があるのかということは、考えても意外と出てきません。
だからこそ、それを明確にしてくれる嫉妬の感情は大切なのです。
とはいえ承認欲求は厄介です。
底無しなので最後にその対処法も。
結論から言うと、「自分軸」を持つと言うことです。
「私は私、あの人はあの人だ」と常に意識して、明確に線引きします。
「誰かと比べること」は、基本的に自分を苦しめます。
誰かに認められる、賞賛されるなど、評価の「軸」が自分の外側にあると、どんどんしんどくなります。
なので自分のなかに「軸」をつくります。
「自分にとって楽しい、幸せと思えることは何か」
「そのために今、自分にできることは何か」という起点から考えます。
誰かと比べて、勝ち負けというフレームで考えないことが重要です。
今回は以上になります。
簡単にまとめておきますね。
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