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大切なこと

大切な家族が1人亡くなって、後悔していることがある。

会いに行けばよかった。

遠い場所に住んでいて、昨年末から入退院を繰り返していたこともあって、今はコロナ禍というのも合わさり、そう簡単に会いに行くのは難しい状況ではあった。
ただ、だからと言ってそれはもしかしたらもう2度と会えないかもしれない大切な人に会いに行かない理由にはならない。

そこまでちゃんと、頭では分かっていた。
でも、会う術を探すことをせず、結果的に今年の初めに電話で話したのが最後になってしまった。会ったのは2019年の夏が最後。

「大切な人をちゃんと大切に出来る人でいたい」と、いつも思って暮らしていたはずなのに、気が付けば自分の生活に溺れて見えなくなっていたのかもしれない。

大切な人はたくさんいるから「一緒にいる時間」という面ではみんな全く同じようにはいかないかもしれないけれど、それでも例えば電話をかけるとか、手紙を書くとか想いを伝える方法はあったと思う。

趣味や仕事、将来の事。わたし達には、やるべき事ややりたい事、考える事があり過ぎるくらいにある。のんびりしていたらあっという間に人生が終わってしまう。だからこそ、『何があっても大切。他のことよりも優先する』ことはハッキリさせておかなくちゃいけない。そうしないとまた何度でも今回みたいな後悔をすることになってしまう。もう間違えたくない。

自分にとって大切なことはもう分かっているから、今度こそちゃんと大切にする。自分だけじゃなく、周りの人たちにも分かるように。

後戻りできない限り、これから先も後悔することはきっとあると思う。でもやっぱり後悔は少ない方がいい。

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