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天体のグループをハウスで読む

ネイタルチャートに示される天体は、おなじみの10天体プラス、カイロン(キロン)の合計11天体が多いと思います。

今回は、10天体をグループ分けする方法で考えてみます。

【パーソナル天体】
太陽・月・水星・金星・火星。
個人の欲求や、性格の核となる部分。

【ソーシャル天体】
木星・土星。
家族(小さな社会)や社会で、社会性を学び適応する部分。木星は拡大、土星は制限の星なので、この中で社会的なバランス(立ち位置)を築いていきます。

【コレクティブ天体】
有名な「トランスサタニアン(土星外天体)」の天王星・海王星・冥王星。
時代を象徴するものや、流行などを表します。

【カイロン(キロン)】
カイロンは、主に土星と天王星の間で軌道を描きますが
、これらの「群れ」からはずれた天体です。
「傷を癒すヒーラー」などと呼ばれますが、ソーシャル天体とコレクティブ天体の橋渡しとなります。
個人・社会・コミュニティ・先祖のテーマを結びつけるシンボルです。

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では、それぞれの天体が入っているハウスを、グループ分けして書き出しましょう。サイン(星座)の知識がある方はサインも一緒に書きだすと、いいヒントがあるかも。

ハウスとサインを書いたら、ハウスの意味も書き足します。
参考記事は、はるなさん。

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では、今回もサンプルは私。

【パーソナル天体】
太陽♏️▪️6ハウス 健康・幸福・仕事・奉仕(日常生活)
月♓️▪️10ハウス 天職・職場・キャリアアップ
水星♏️▪️6ハウス 健康・幸福・仕事・奉仕(日常生活)
金星♑️▪️7ハウス 人間関係・パートナーシップ・契約
火星♈️▪️11ハウス 友情・コミュニティ・社会生活

【ソーシャル天体】
木星♒️▪️9ハウス 高等教育・哲学・スピリチュアル・芸術・旅
土星♋️▪️1ハウス 自我・自己パーソナリティ

【カイロン(キロン)】
♈️▪️11ハウス 友情・コミュニティ・社会生活

【コレクティブ天体(トランスサタニアン)】
天王星♎️▪️5ハウス 創造性・遊び・趣味・恋愛
冥王星♎️▪️5ハウス 創造性・遊び・趣味・恋愛
海王星▪️6ハウス♐️健康・幸福・仕事・奉仕(日常生活)

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これを、グループ全体での方向性として読んでみます。
グループの中に同じハウスがあると、テーマが強調されてきて読み解きやすいですね。
バラバラな方は、頑張りましょう😄 イマジネーションです。

では、私の天体グループを見てみます。
サイン(星座)も絡めても良いですが、複雑になるので、ハウスのテーマでまとめます。

【パーソナル天体】
健康に、日々働いて暮らしていくことが幸せ。安定した人間関係が大切。

【ソーシャル天体】
広い世界から学び続けて、自分の内面を高めていきたい。
マニアックな面を発信するのもいいかも。

【コレクティブ天体】
日常生活の中で、創造力を使ったり、趣味・芸術など、楽しみごとや喜びのある生き方をしたい。


【カイロン(キロン)】

高みへの到達を告げる惑星だが、第11ハウスではコミュニティを結びつける癒しの仕事をする、よき指導者、賢い教師としての役割を発展させる。

西洋占星術 完全バイブル より

私は手持ちのテキストを使いましたが、「ハウス+カイロン(キロン)」で検索して、カイロンの性格や役割を調べてみるのも良いでしょう。


ハウスから見るカイロンの性格は、「リーダーもマネージャーもどっちもできるけど、マネージャーを選ぶ」自分に表れています。
コミュニティを結びつける方を優先することが多いです。
ここはINFP(仲介者)が出ているポイントで、集団の立ち位置では、リーダーとマネージャーの役割を併せ持つセカンドポジションがベスト。その方が、私の能力が発揮できます。(親しい人の間では、「はみんぐばーどをリーダーにするのは、はみんぐばーどの無駄遣い」という言葉もあります)

カイロン自体♈️で、さらに同じ11ハウス♈️に火星がいるので、あえて競争もするし、戦うときは激しい面もあります。

……自分のカイロン考察が長くなりましたが、カイロンの橋渡しテーマの中では、「社会」「集団」が私のテーマだと考えられます。

こんな性格の私のカイロンが、ソーシャル天体とコレクティブ天体をどんなふうに結びつけるのかというと、

「哲学やスピリチュアリティなど精神性を高めるために学んだものを、グループでの創作や遊びに活かしていく」ようです。

……私の日常というか、生き方そのままです。
おかげさまで、日々楽しい😆

🪻

【パーソナル天体】グループの方針とかけ離れた生き方を目指していないか?

なんだか上手くいかないことのヒントは、【ソーシャル天体】たちが持っていないか?

時代の風潮に、自分を無理なく乗せていくには、【カイロン】が【ソーシャル天体】たちと【コレクティブ天体】チームをどのように結びつけるのか?

など、考えてみると良いのかなと思います。


この考察では、天体とハウスを主に使っているので、3要素(天体・サイン・ハウス)のうちのサイン(星座)部分の情報が不十分になります。
「なんとなく曖昧」「意味がちょっとよくわからない」という時は、天体のサイン(星座)・ハウスのサイン(星座)も併せて読んでみてください。

さらに詳しくハウスを読みたい方は、ユリシスさんの記事をどうぞ😁

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この記事は、こちらの書籍を参考に書いています。

【西洋占星術 完全バイブル】


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