見出し画像

キャベツとブロッコリー

昨日、でっかい宿題が出ました。

なんというか、畑違いの。

例えるなら、私が育ててるのはキャベツなんですけど、「ちょっとブロッコリーも見といてくんね? おんなじアブラナ科でしょ」というような。

そもそもキャベツも素人の家庭菜園なんですが。

「キャベツとレタス一緒に面倒見てくれ。形似てる葉物野菜だろ?」

よりは、マシですが。

家庭菜園の野菜に例えたことで、話がわかりにくくなったような気もしますが、リードのことです。

キャベツとブロッコリー → オーボエ とファゴット

キャベツとレタス →  オーボエ とクラリネット


……見るに見かねて、私が言い出したことではあるのですが。

子供の部活の顧問の先生とお会いする機会があったので、「Yちゃんにリードの調整の仕方を教えてあげたいので、演奏の練習に支障のないところで時間を作ってもらえないか」と、思いきって提案してみました。

子供が担当楽器のリードの扱いに悩んだので(親もその出費に悩んだ)独学で勉強したのだけれど、恐ろしいことに、子供が所属する部活には「オーボエリードを調整する」という概念がない。顧問の先生が金管吹きだからであろうか? 私は楽器など吹けない素人だが、正直言って、このままでいいとは思えない。

「あ、じゃあ、明後日どうですかね?」

……明後日? 早すぎね? いいの? そんないきなり。(私は、勝手にゴールデンウィーク明けにはなるだろうと予想していた)

仕事の都合はつくので、その場で明後日に決定。私もすっきりしたかったし。

で、明後日って、今日です。日記書いてる場合ではないです。

昨日は、仕事の合間に教材の用意とテキスト作りをしたりして。

夜、帰宅した子供が、「Kも一緒に聞いておけよって言われてたよ」と。

!?

あー……そうね。ダブルリードパートですものね。先生の意図するところは、わからないでもない。

しかし、キャベツのみの家庭菜園を営んでる私には、ブロッコリーは未知の領域である。なんなら、ファゴットリードなど、触ったこともない。キャベツもブロッコリーも、モンシロチョウのやつに狙われやすいことくらいしか、知らない。

先生から「あ、ファゴットもお願いします」と言われたわけでないが、それを聞いてしまうと、Kちゃんを放っておくわけにはいかない。自分には使えない講習を聞くのは、時間の無駄。演奏の練習したほうが、よほどいい。何より、Kちゃんは小学校のときから知っているので、「少しは何かしてあげたい」と近所のお節介なおばちゃん(家は全く近くないので、心の距離の話)は、思う。

ファゴットリードの知識を得ようと、蛯澤先生のYouTubeで、とりあえずの予習をした。付け焼き刃もいいとこだが、先生の調整動画はとっても分かりやすかった。……私の耳では、調整前と後の音の違いは、さっぱり分からなかったが。まあ、いい。音の聞き分けは本人がするから、望むような音になるように、手先のことだけ教えよう。子供オーボエだって、そんな感じでやってきた。私の耳はポンコツである。

原理はまあまあわかったし、やることは似てるけど、調整作業は全くの別物だな……。同時進行で、別々のこと教えるのか。マジか。

⭐︎

一晩ぐっすり寝て、日記を書いて頭もスッキリしたことだし、テキスト仕上げよう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?