文房具

2022.9.22

多趣味といえば聞こえはいいが、広く浅く、色んなことをつまみ食いしているだけ。でも、色んなことに興味を持つことは、日常をめいっぱ楽しむコツだとも思っている。まあ、その結果として、一日が何時間あっても足りなかったり、触れたいと思ったまま何ヶ月も放置せざるを得なかったりもするのだけれど。
比較的時間に縛られず楽しめる趣味の一つが文房具だ。限定モノなどに拘らなければ、購入のタイミングも緩やかだし、普段から持ち歩き、日常的に触れていられたり、逆にガラスペンのように、使わずに眺めているだけでも心が躍るものまである。
書道のように、しっかりと時間をかけて向き合うことが出来るものももちろん楽しい。
数年前に写経に行ったのも楽しく、落ち着く時間だったし、近年では祖母が遺してくれた書道具を使って子供の命名書を書くのがとても良い時間であった。
墨を磨る時間は包丁を研ぐそれと似ている。何かをする為の前段階でありながら、心を鎮め、それそのものが目的ともなりうるような感覚もある。
命名書を書く予定はこの先ないが、書道具は活用していきたい。

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