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対子エネルギー論の深み

※この記事は全てオカルトです。苦手な方はご注意ください。

みなさんこんばんは。
今回はとっても楽しい対子エネルギー論のお時間です。
以前も少し解説しましたが、今日は対子エネルギーの深層をみなさんにご紹介したいと思います。

【そもそも対子エネルギーとは】

「そもそも対子エネルギーってなんなんだ!」という方に向けて。
対子エネルギーとは、「対子のできやすさ」のこと。対子エネルギーが高い=重なりやすい ということです。
対子エネルギーの量や動きを見極めることができれば、七対子をより強力な攻撃手段として使えるようになります。

【手牌に現れる対子エネルギーの示唆】

対子エネルギーの測量方法として、高い時、低い時の示唆を確認するというやり方があります。
ここでは手牌に現れる示唆を紹介します。

・同じ色の6と8が両方対子
同じ色の68がそれぞれ対子になる局は対子エネルギーが高めです。
この場合、尖張進化論も含め、678の一盃口は相当できやすいと考えられます。

・第一ツモで対子完成

第一ツモで対子ができたら、その局の対子エネルギーは高いことが多いです。
しっかりと確認するようにしておきましょう。

・ドラ表示対子
ドラ表示牌が対子になったら、対子エネルギーが高い証拠です。

・第ツモまでに暗刻完成
早い巡目で暗刻ができたら、対子エネルギーは基本低下しやすいです。
しかし、並び対子が手にある、もしくはその後のツモで完成した場合は逆に対子エネルギーが高い示唆となります。少し扱いにくい示唆です。

(他にもありますが、諸事情で割愛します。)


【特定の状況による対子エネルギーの変動(示唆)】

手牌に現れる示唆の他に、特定の状況下で対子エネルギーが変動するケースもチェックしておきましょう。

・東一局
東一局は対子エネルギーが高くなりやすい傾向があります。面子手と七対子で迷ったら、七対子へGOです。

・オーラス(条件付き)
「面子手が早そう」、「絶対に和了が欲しい」。この2つの条件を満たしているオーラスは対子エネルギーが高いです。条件にしっかりと当てはまれば、そのエネルギーはトップクラス。

・ラスヅモ
その局の自身最後のツモは、対子エネルギーが高いです。単騎の海底ツモは案外身近な存在です。

・他家の聴牌
誰かが聴牌した後は、対子エネルギーが大きく上昇します。
ただ、あまりにもエネルギーが増幅し過ぎて暗刻になってしまうことが多々あるので、危険牌を生むきっかけにもなりやすいです。

・自家の聴牌
自身が聴牌すると、対子エネルギーは低下してしまいます。リーヅモ七対子は険しい道のりです。


【示唆の無い局】

いくつかの示唆を紹介しましたが、残念ながらこれらのものが一切出現しない局もあります。むしろそっちの方が多いです。
示唆が無い要因として考えられるのは
・対子エネルギーがフラット
・ただの示唆無し

の2つです。

1つ目の「対子エネルギーがフラット」について。
対子エネルギーが高くも低くもない時は、当然示唆なんて現れません。七対子を狙うかどうかの判断は別の基準を用いましょう。

そして2つ目の「ただの示唆無し」について。
対子エネルギーが高いにもかかわらず示唆が現れないことがあります。ただ、示唆が無くても目に見えて対子が増えていくため、正直そこまで気にする必要はありません。
厄介なのは低い時です。
対子エネルギーが低い時は、一見優秀な対子候補も重なりにくくなります。フラットなのかと思ったら実は示唆無し低エネルギーだった…ということはよくあります。そして残酷なことに、そもそも対子エネルギーが低いことを事前に知れる示唆はほとんどありません。もう諦めるしかないです。


【示唆のぶつかり合い】

高い示唆と低い示唆が両方出現することもあります。こういった場面に遭遇した場合、高い示唆一つを+1点、低い示唆一つを−1点とし、合計をその局の対子エネルギーとします。
例えば第一ツモで対子ができ、3巡目で暗刻完成、その後筒子で6688ができたとします。この場合、式は1ー1+1となり、合計がプラス値になるため対子エネルギーは高いと考えられます。

なお、示唆がぶつかり合うことはレアケースですので、示唆の信頼性を下げるようなことにはなりません。


【聴牌のぶつかり合い】

…示唆がぶつかり合うことレアケースと言ったばかりですが、どうしても避けられないぶつかり合いが一つあります。聴牌のぶつかり合いです。
先ほど、「他家聴牌は対子エネルギー上昇」「自家聴牌は対子エネルギー減少」と紹介しました。
では、自家も他家も聴牌したら対子エネルギーはどうなるでしょうか。

…答えは「フラットになる」です。高くも低くもない、平らな状態になります。


【ドラの扱い】

ドラは単体で対子エネルギーが高いです。打点を高くするためというよりは、重なるから残すべき牌だといえます。
しかし、ドラは聴牌の対子エネルギー変動に敏感な存在で、自身の聴牌でガクッと落ち、他家聴牌ではグイッと上がります。
また、聴牌のぶつかり合いもドラだけは特殊な変動を見せます。ズバリ「両者聴牌によるドラの対子エネルギーは必ず高くなる」です。
順番関係なく、自家と他家が聴牌した瞬間ドラは重なりやすくなります。
「追っかけ立直はドラ単騎」の精神でよろしくお願いします。

【対子エネルギーの分散】

半端な量の対子エネルギーが何局も連続して訪れることがあります。4〜5対子ぐらいまで増えるものの、そこから一気に停滞するという厄介なケースです。
七対子にいけると思いきやいけず、平和を作ろうにも対子が邪魔してくる苦しい展開ですが、対処法はあります。トイトイです。
対々和は七対子に比べて必要な対子数が2つ少ないため、半端な対子エネルギーを処理するのに適しています。対子の種類によってはアガりにくくなる役ですが、分散時の七対子に比べたらまだマシです。
(トイトイでなくともタンヤオでまとめられそうならそちらでもOK)


【対子エネルギーが高い時の傾向】

対子エネルギーが高い時には、とある傾向があります。それは「七対子一向聴〜二向聴になるまでは内側の牌が重なりやすくなる」ということ。
対子エネルギーが高い時限定で、対子数が4〜5対子に達するまではタンヤオ牌が重なりやすくなります。
ですから、対子エネルギーが高い時は、対子手に決め打つような一打が身を滅ぼしやすいです。


【最後に】

ここまで読んでくださった読者の皆様、本当にありがとうございます。
意味不明なことを一気に書いたので、少しわかりにくかったかもしれません。
そんな方に向けて、今日から使える麻雀格言を発表します。


  「東一局は七対子」

             文月大獅






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