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【初級編②】 文月流対子定石 『配牌から決める局』

※閲覧注意!オカルト含みます!

みなさんこんにちは。
前回は面子手から七対子に切り替える際の手順を学びました。まだ見ていない方はこちらから↓

さて今回の講座では「配牌から七対子を狙うべき局」について解説します。配牌で七対子に決め打つという、一番カッコいい狙い方です。



【局で判断する】

前回、「七対子には2つの狙い方がある」という話をしました。
1つは面子手から切り替えるもの。
そしてもう1つは配牌から決め打つものです。今回はこれをやります。

「配牌から決め打つ」とは、対子手以外の役を全て見切り、重なりやすい牌を優先的に残しておく打ち方のことです。
これをマスターするためには「七対子に決め打つべき手かどうかの判断」と「重なりやすい牌の厳選」ができるようにならなければいけません。今回はその第一歩として、「対子が増えやすい局とその進め方」を覚えましょう。


【対子が増えやすい局】

対子が増えやすい局は、開局から終局までに2度訪れます。

まず東1局です。東1局は重なりやすさが無条件に上がる傾向にあります。ですから、東1局の配牌で3対子あったら必ず七対子に向かってください。決め打つタイミングは早ければ早いほど良いです。
また、配牌で3対子なくても後から対子が増えることを常に想定し、縦を大事に手を進めましょう。

次にオーラスです。こちらは東1局と異なり、特定の条件下でのみ対子ができやすくなります。条件は以下の2つ。
・面子手が早そう(既に出来メンツや両面が揃っている)
・絶対に和了が欲しい
(ラス回避やトップ逆転等がかかっている)
この2つが満たされているオーラスは、東1局以上に対子が増えやすい局です。アガりたい気持ちの一心で面子手を育ててしまっては失敗します。勇気をもって七対子に決めましょう。

なお、文月流では「対子が増えやすい」ことを「対子エネルギーが高い」と呼びます。一緒に覚えておいてください。


【手の進め方】

それでは、対子エネルギーが高い局の具体的な進め方について解説します。
ポイントは「内に寄せる」こと。
対子エネルギーが高い際の特徴として、一向聴までは4,5,6 → 3,7 → 2,8 → 19字牌 の順に重なりやすくなります。一般的な七対子の狙い方では19字牌を残すので驚かれるかもしれませんが、これが定石です。
つまり、結局外側から処理するということです。面子手と変わらない進行ですね。
しかし、あくまでも狙いは七対子です。こちらをご覧ください。

東1局6巡目です。19字牌を処理し、手はタンヤオ牌だけになりました。面子手もありますが、東1局は対子エネルギーが高いので、七対子を狙います。さて、何を切れば良いでしょうか?







正解は2p切りです。
もしかしたら前回の講座を思い出して「4p切り」と答えてくれたかもしれませんが、この場合は外側の2pから切ります。(対子エネルギーが普通の局であれば4p切りが正解です。)


【連荘】

麻雀のルール上、東1局やオーラスが何度も続くことがあります。基本的に東1局やオーラスの枠から外れない限り対子エネルギーは高いままですが、一番高くなりやすいのは初回です。2回目以降は「他に比べれば高い」程度に考えておきましょう


【まとめ】

まとめです。
・東1局と特定のオーラスでは対子エネルギーが高くなる。
・対子エネルギーが高い時は外側から切る。

これも文月流対子定石の基本です。ぜひ実戦で使ってみてください。
以上です。


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