福島第一原子力発電所事故の処理水問題に人一倍責任を感じている総理総裁候補、高市早苗前総務大臣

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自民党総裁選が間もなく公示されます。注目候補の一人は、選ばれれば女性初の総理総裁になる高市早苗前総務大臣です。

高市氏は、日本経済を再び軌道に乗せる為に【サナエノミクス】という経済政策を掲げ、財務省にとって受け入れることが難しい【プライマリーバランス(基礎的財政収支)】の一時凍結を主張しています。

しっかりとした経済政策を掲げている高市氏ですが、避けては通れない喫緊の課題、福島第一原子力発電所事故による処理水の問題についても積極的な主張しています。

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(現代ビジネスより)

貯まり続ける処理水について、今年の4月に政府は海洋放出することを正式決定しました。この決定については風評被害を懸念する漁業関係者が反対をしていました。

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(ANNより)

漁業関係者が風評被害を懸念することは当たり前です。福島第一原子力発電所事故以来、地元関係者たちは風評被害に直面してきたからです。

処理水は、なにも措置を講じなけれな貯まり続け、いずれは貯水タンクを設置する土地すらなくなってしまいます。刻一刻をタイムリミットが迫る中、高市氏は自身の考えを表明しました。


高市)いま、毎日水が流れて来て、汚染水になって行くという状況が続いています。そこで建屋に直接、止水工事を行う。雨が降りますと、上からまた水が入って来てしまうのです。そのために汚染水が増え、それをまた処理しなければいけないという状況が続いていますので、まず屋根の上にテントなどを張り、上から降って来るものを止める。
飯田)いまはいいテントもありますからね。
高市)建屋に直接、止水工事をするということは、技術的に可能であり、東京電力や事業者にも確認しています。これ以上汚染水を増やさないという取り組みを、まずしなくてはなりません。これが第1です。

処理水が増え続ける原因は、水が流入し汚染水になるからで、水の流入をまずは止めると高市氏は主張しています。確かに水の流入さえ止めることができれば汚染水は発生せず、そして処理水を貯水タンクに貯める必要性が失われることになります。

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(サンケイビズより)

しかも、水の流入を止めることは技術的に可能であることを、高市氏は東京電力や事業者に確認済みだと言うのです。

まずは水の流入を止め、汚染水の発生を防ぎ、処理水を増やさない。これが高市氏の考えている第一の策です。

その上で、漁業関係者を含めたステークホルダーの理解を得るとしています。そして理解を得る際には科学的な説明が必要としています。

高市)あとは科学的な説明です。これはまだ皆さんに行き渡っていません。しっかりと処理した水について、放出が永遠にダメだということではなく、いまのままの状況だと、直接的な止水をしない限り、ずっと流し続けなければいけません。これは全国の漁業者、下手をしたら農林水産業全体に大きな影響が出るので、納得感を得てからということです。納得が得られる科学的な説明がないまま、いきなり処理水の発表をしたものですから、全国漁業連合会も怒りますよね。しかも、福島の漁業連合会に対して、「すべてご理解いただくまでいかなる処理も行わない」と書いた政府文書は、私の知らない間に、私の名前で発出されていました。
高市)たまたま経済産業大臣の職務代行を務めていた間に、経済産業省の方から発出されていましたので、私が福島漁連の皆様を騙したことになってしまいます。これはしっかりと納得していただいた上での対応でなければいけないと思います。止水をしていれば、2年間でタンクが満杯になるということはありません。

高市氏は、自身の名前で出された福島漁連の人達との約束を守ろうとしているのです。

今回の自民党総裁選に名乗りを上げた人の中で、これほど福島第一原子力発電所事故の処理水問題に取り組む姿勢を示している人は高市氏以外には見当たりません。

”約束を守る”ことは当たり前のことかもしれません。でも、それを政治の場で貫く政治家を見たことがありますか?

福島との約束を守る高市氏は、注目に値する総理総裁候補であることは間違いないはずです。

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(サンケイビズより)

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