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SCPニュース #2

ユベントスに敗れたことでELベスト8となったスポルティング。国内外のカップ戦が無くなり、22/23シーズンの残り試合はリーグ戦のみとなった。

唐突に前説から入り何事もなくSCPニュースの第2弾が始まりました。“週間”が抜け不定期シリーズとなりますことをご了承願います。

それでは本編へ

▫️移籍ニュース

今回の移籍ニュースは主に加入候補について言及していく。今回は2選手を紹介したい。

○ Jean Lucas

新加入候補❶Jean Lucas

[プロフィール]
生年月日: 1998/06/22 (24)
身長: 179cm
国籍: 🇧🇷ブラジル
所属チーム: ASモナコ🇫🇷🇲🇨
ポジション: CMF(DMF)

まずは選手層が薄いMFから、ジェアン・ルーカス(以降はJルーカス)。彼を獲得しようとする経緯や、彼のプレイスタイルを説明していく。

繰り返しになるがボランチの層は薄い。監督の求めるレベルにある選手はウガルテと守田くらいで、本職ではないポテが務めているのが現状である。
クラブ一の技巧派ブラガンサの長期離脱や、若いソティリスやタンロンゴらがまだ信頼を勝ち取れていないことなど要因はいくつかあるが、やはり昨季まで在籍していた二枚看板の補填が上手くいってないことが大きな原因と考えられる。

スポルティングは攻撃時5-2-3を採用しており、広大な中央のスペースを2枚のボランチでカバーしなければならない。昨季まではパリーニャ(現フラム)とマテウスヌニェス(現ウォルバーハンプトン)で成り立っていた。パリーニャの役割はそのままウガルテが受け継いだが、マテウスヌニェス退団の損失はカバーできていない

初のプレミア挑戦を果たしたヌニェス

もちろん守田が役不足というわけではない。ビルドアップにおいて守田がポジショニングとパスワークで展開していくのに対して、マテウスヌニェスはドリブル突破と走力で打開していくためタイプが異なる。

話を戻して獲得候補のJルーカスについて言及すると、彼はマテウスヌニェスとプレイスタイルが似ている

WhoScored.comより参照

非凡なキープ力を活かしたドリブル能力スルーパスに長けたボックストゥボックスの選手である。スタミナとボール奪取などのハード面も申し分ない。

上述したような身体的な強さがある一方で、戦術理解度に一抹の不安を残す。リヨンやモナコでプレイ時間を得られていなかったのは、これが大きいのでは無いかと考えられる。

母国フラメンゴで若い時から注目され、ヴィニシウス(現Rマドリー)やルーカスパケタ(現ウェストハム)など現ブラジル代表選手と同時期に在籍し肩を並べたタレントだけに、スポルティングで再起を図って欲しいという思いがある。

○ Armando Broja

新加入候補❷Armando Broja

[プロフィール]
生年月日: 2001/09/10 (21)
身長: 191cm
国籍: 🇦🇱アルバニア
所属チーム: チェルシーFC🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿
ポジション: CF

EL敗退を受けてアモリム監督が来季のストライカーの補強を口にしたことで、チェルシー所属のFWアルマンド・ブロヤをポルトガルメディアが補強ターゲットにあげている。

チェルシーユース出身のアルバニア人FWは20/21シーズンのフィテッセ、21/22シーズンのサウサンプトンのレンタル先で結果を残し、今季はチェルシーのスカッド入りを果たした。

昨年末の練習試合で前十字じん帯断裂を患い、最大1年間の長期離脱を余儀なくされてしまう。今季はここまで公式戦18試合で1ゴールのみ。結果が求められるポジションで、かつビッグクラブでとなると不本意なシーズンとなった。
しかしチェルシーは次期エース候補として、完治してからもじっくり育成させるだろう。

CF(9番ポジション)にはパウリーニョとチェルミティがおり、前者は決定力不足、後者は発展途上という陣容である。EL敗退(特にユベントスとの2試合)を受けて、アモリム監督が来季のストライカー補強を希望したとされている。

ヴァランダス会長がロンドンを訪れ、チェルシー関係者と会っていたという報道もあり、その際ブロヤの名前が出てきたそうである。

イギリスメディアがあまり報道してないこと、具体的な金額・契約内容が出てきてないことを考慮すると、現時点での移籍の信ぴょう性は低いと思われる。


▫️次節ファマリカン戦

日本時間5月1日(水)第30節にはホームでファマリカンと対戦する。アウェイチームはリーグ戦は現時点で6位、国内カップ戦ではベスト4と好調を維持している。

注目ポイントはファマリカンMFイバン・ハイメ
今流行りの起点を作れる司令塔サイドアタッカーである。今季リーグ戦8得点3アシストを記録し、国内のビッグクラブも熱視線を送るタレントだ。もちろんスポルティングもその1つに当てはまる。

人気銘柄の一員となったIvan Jaime

3位ブラガとは勝ち点差7がある現状、来季のCL出場勝利必至の試合となる(※1~2位がCLストレートイン、3位がCLプレーオフ出場)。リーグ戦のみに集中できる残り5試合、白星以外は許し難いぞ。


以上。謝謝。

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