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SCP週間ニュース #1

こんにちは。唐突に始まった定期シリーズ第1弾。
以下の3点を軸にまとめていきます。

▶︎シャベス戦 試合振り返り
▶︎ELミッティラン戦 総括
▶︎ELアーセナル戦に向けて

それでは本編へ


▶︎シャベス戦 試合振り返り

リーガ・ポルトガル第21節シャベス戦、敵地に乗り込んだスポルティングは2-3で勝利を収めました。

アモリム監督のポルトガルリーグ通算100試合目を勝利で飾ることができました。

SportingCP(vs Chaves)

得点者:
8分 Pedro Goncalves🇵🇹(PK)
61分 Pedro Goncalves🇵🇹
70分 Nuno Santos🇵🇹

【ポイント】
▫️ポテ 得点屋として復調の兆し
▫️新加入ディオマンデの評価
▫️守田英正の役割
▫️その他(ウガルテ、ベジェリン)

▫️ポテ 得点屋としての復調の兆し

この試合2ゴールを決めてMOMに選出されたポテ。コンディション不良で先発外となったMF守田英正に代わり、中盤(8番ポジション)での起用になりました。

これでリーグ戦12ゴール目となり、得点ランキング2位(同率)につけました。

ゴール後、喜びを殺したゴンサウベス

2得点を決めたゴンサウベスはゴールセレブレーションを行いませんでした。それはシャベスが彼の生まれた故郷であり、幼少期に過ごしたクラブであるからだそうです。

またチームは85分にPKを獲得しました。ハットトリック達成の可能性があったものの、ポテはユース出身FWチェルミティに得点のチャンスを与えました。

結果的に若きFWはこのチャンスを活かすことができなかったが、試合後同選手は
“チェルミティはPKキッカーに値する選手だ。彼がPKを取れなかったのは悲しいですが、今後多くのPKを取るでしょう。”
と先輩としてフォローしている。

彼はフィニッシュが抜群に上手く、ペナルティエリア外からも決めきれる選手である。直近の試合で得点力欠如が見えているスポルティングにおいて、彼のストライカーとしての復活は頼もしい限りですね。

▫️新加入ディオマンデの評価

加入早々、自身の能力を見せたディオマンデ

今季前半戦マフラ(ポルトガル2部)でプレイしていたウスマン・ディオマンデ。この試合で右CBとして初の先発出場を飾り、19歳DFは71分出場しました。

この中で試合中多くボールに触れ、チーム2位の47本のパスを通しました。ボールを持ち運び、高い位置でボール保持をできるのがが彼の持ち味でしょう。

アモリム監督からは
“ディオマンデはもっとプレーしなければならない。守備には右利きの選手が必要である。彼は守備陣の未来であり、多くの能力を示した。最後は疲れていたが、きっと成長するだろう。彼は球際に強く、戦いに強いのだ。”
と高い評価を得ています。

本来であればこのポジション(右CB)には、オランダ人DFセント・ユステがいます。しかし故障癖がスポルティングに来ても治せず、戦列を離れることが少なくありません。
彼が即フィットし戦力になることができれば、3バックの未来は明るいでしょう。

▫️守田英正の役割

直近はコンディション不良で戦列を離れていますが、この試合で途中出場を果たし約30分プレイした。
現状、日本人贔屓関係なく日本代表MFがチームに不可欠なのです。ボール保持においてシンプルにパスを捌き、かつ戦術理解に秀でている選手は他にいません。

※上記の写真はシャベス戦ではございません

この試合でも試行していましたが、彼不在の時ゴンサウベスがその代役、穴埋めを行います。しかし同選手はより攻撃的であり、ポゼッションにおいては中盤で起用するには勿体ないと思われます。実際に彼のMF起用の弊害として、今季の得点力不足が露呈しています。

監督も“ペドロ・ゴンサウベスの方がフィニッシュがうまいし、ボックス内への入りもいい。しかしながら守田は、中央でより安定感をもたらしてくれる。”と評しています。

以上から「守田の先発復帰=ポテのFW起用」が達成されれば、前半戦のような不安定な成績、内容は解消されることでしょう。

▫️その他

・ウガルテ、次節出場停止
69分にイエローカードを提示されたウルグアイ人MFは、累積警告で次節エストリル戦を欠場しなければならなくなりました。
その試合には同郷MFタンロンゴが先発起用されると予想されます。

・ベジェリン頑張れ
冬にバルセロナから加入した快足SBベジェリン。しかし退団したペドロ・ポロの後釜としてはまだイマイチと言わざるを得ない。
この試合も攻撃も守備も中途半端に感じた。対峙した相手左SBサンドロ・クルスに苦しめられた印象。
サンドロ・クルス、ベンフィカからローンで来た若きSB。対人守備とスピードに自信があるようで、ワンビサカ(現マンチェスターU)を見てるよう。それだけでなく、縦パスを積極的に通し最終的にはアシストも残す活躍。
厄介な相手だったとはいえ、アーセナルやバルセロナから来た選手としては圧倒して欲しかった。



▶︎ELミッティラン戦 総括

ELプレーオフミッティラン戦2ndレグは0-4の大勝で見事突破できました。
以下の各ポイントを押さえて説明しています。

【ポイント】
▫️クリーンシート達成
▫️凄みを増すゴンサウベス
▫️その他

得点者:
21分 Coates🇺🇾
50分、77分 Pedro Goncalves🇵🇹
85分 Gartenmann🇩🇰(OG)

ユーベレオの現地の盛り上がり◎

▫️クリーンシート達成

4得点にも勿論満足していますが、私は無失点に抑えたことが嬉しく思います。

我が守護神アダンに対して、限界説などという記事も見受けられます。今年で35歳なのだからという意見も尤もですが、確かに今シーズンFCポルト戦や1stレグのミッティラン戦を始め、安定感に欠けるらしくないミスを冒すようになったなと思います。

厚い信頼関係を築くアモリムとアダン

数字としての結果はどうなっているか。
リーグ戦21節を終えた現段階での失点数は23。これは昨季の総失点数と同じになり、失点ペースは昨季以上に深刻だと言えます。
もちろん全てGKが原因ではないですが、昨シーズンまでのアダンとは違うなとは悪い意味で感じてしまいました。

しかしアモリム監督はアダンに全幅の信頼を置いており、以下のコメントも残しています。
“彼はあちこちでミスを犯し、次のような評価がある。彼が何回ボールを触ってうまくいったか、どんな良い判断ができたか...ということを評価しました。彼はとても自信に満ちていると感じました。すべて順調だと言っていたよ。”

このクリーンシートはアダン、そしてチーム全体の明るい材料になると考えられます。

▫️凄みを増すゴンサウベス

彼はシャベス戦で2ゴール、本職のWGで起用されても2ゴールを決め、結果・内容共に順風満帆な時期を過ごしています。

彼の持ち味、凄さはシャベス戦振り返りで説明した通りですが、この試合でもスーパーでした。
特にこのゴールは彼の真骨頂と言える、枠内にボールを入れる能力(これをヒトは決定力と言う)を存分に発揮したものでした。

残念ながら、同日に行われたELナント戦のディマリア(現ユベントス)のゴールに話題を持っていかれました。。

▫️その他

・ディオマンデ、注目の古巣戦
ディオマンデにとって、ミッティランは2021年から約2年過ごしたクラブでしたが、古巣戦には出場しませんでした。
前述した通り怪我がちなセントユステには重要な試合に出てもらい、格下相手には彼を起用するという使い分けもしてもいいと思います。



▶︎ELアーセナル戦に向けて

スポルティングCP対アーセナル

日本時間2/24にELラウンド16抽選会が行われ、スポルティングの対戦相手はアーセナルになりました。

両者の過去対戦は5年前の2018年、舞台は同じくヨーロッパリーグでした。過去対戦の振り返りや、両クラブの関係性はまた違う記事で紹介できたらと思います。

またアーセナルは、今冬バルセロナから加入したDFエクトル・ベジェリンが2012年から10年過ごしたクラブでもあります。

冨安vs守田という日本人対決が実現する可能性が大きいため、注目カードの1つではないでしょうか。

試合日程は
3月10日 2:45KO 1stレグ ホーム戦
3月17日 5:00KO 2ndレグ アウェイ戦
です。


今回はここまでとなります。今記事が記念すべき1回目ですが、SCPニュースを毎週続けられるように頑張ります。

最後に、来週の試合日程をお知らせします🔊
※日本時間表記

〇2月28日(火)4:00 vsエストリル(H)○
DAZN放映予定(日本語実況有)
https://www.dazn.com/ja-jp/home/bv96wll8a0jm3eye68e9pk8pg?share_origin=ios&share_page=fixture_page&event_id=bv96wll8a0jm3eye68e9pk8pg

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