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いったんVtuberの概念の話をしよう

Vtuberの話をしようと思ったのは、私がVtuberに依存し始めて27日程度が経過し、たまってきた経験や知見を整理したいと思ったからだ。同じような新参の方などのおさらいに役立てていただけたら、幸いである。
(そもそもnoteというサービスは自分が醸成した知見を他の人にシェアして役立てていくものだと私は考えている。)

魂のおはなし

Vtuberに初めて興味を持った人は、「魂」というスラングに少しぎょっとする。
これはもちろん、Vtuberの動きや声を担当する声優のことだ。声優より演者という表現の方が適切かもしれないが、最近の声優もライブで踊ったりするので問題はないだろう。正直、「中の人」と言ったほうが分かりやすいと思うが、ここは慣例に従う事としよう。

さて、中の人を「魂」と呼称するように、この界隈ではVtuberに対する接し方は独特だ。
魂は魂である。
そもそも当初のVtuberは「電子の妖精」というイメージに基づいており、そこから実態を持たないバーチャルなエンターテイナーという概念が生まれた。キズナアイやミラアカリの世界観はそれに当たる。しかし、もちろん現代のテクノロジーで人工生命体を作ることはできない。そこは人間が担うしかないのだ。しかし声優を丸出しにしたら神聖さや神秘さがなくなってしまうので、「魂」と呼んでいる。それだけのことらしい。


Vtuberは声優やアイドル、配信者と何が違うのか

Vtuberはある意味、人間のタレントに挑戦する存在と言える。今まで人間のタレントは、容姿、話術、才能、運といった様々な要素をある程度持ち合わせた人だけが人気になれた。
しかし、Vtuberは生身の人間に加えて新しい力を与えられている。現実離れした魅力的な世界観、「魂」が以前から持ち合わせている面白さとトーク力、発声の良さ、美少女イラスト・デザインの美しい外観。

これらを兼ね備えたVtuberらは芸能界に飛び込んだ強烈な刺客といえる。(最も、日本でいう芸能界はテレビドラマに出演する俳優がメインの群体といったニュアンスが強く、ここでは少し意味がズレるかもしれない)

Ctuberという新しい考え方

これまた初心者を混乱させやすいものだが、世の中にはVtuberのほかにCtuberという概念がある。
簡単に言うと、Ctuberは中の人の存在を明確に認めており、中の人の個性よりキャラクターの設定や性格を前面に出しているもの、らしい。なんだかよくわからないかもしれないが、慣れれば分かってくるかもしれない。

なんでも、この概念を最初に実用化したのはサンリオの「ハローキティチャンネル」らしい。それに続いて、「ゲーム部プロジェクト」もこの方式を採っている。最も、ゲーム部は中の人の個性もよく表れているので、Ctuberと言えるのかはよくわからない。
また、他のVtuberにもキャラクター毎の生い立ちといった設定はちゃんと存在するため、VtuberとCtuberを区別するのは現状難しい。(というか、両者とも配信を繰り返すうちにそうした設定は忘れてしまうのでは・・・?)

Vtuberはあなたの支えになりやすい?

Vtuberがある生活は、アイドルオタクのそれとは異なる。
アイドルは劇場で会えるとよく言うが、Vtuberはそんな程度では済まない。
情報端末さえあればほぼ毎日、どこでも会える。生配信で観るのは会う事とは違うではないか、というご指摘があるかもしれない。
そもそもVtuberは実体がないので、現実世界で会うという概念自体がない。
だから、画面上で会うのだ。
スーパーチャットを送れば喜んでくれる。配信のノリを盛り上げる面白いコメントが本人の目に留まれば、反応して面白がってくれる。

Vtuberは真の情報生命体ではないが、我々に「情報生命体との接し方」を教えてくれている。


おわりに

というのが、初心者なりの私のVtuber考察です。最後まで見ていただき、ありがとうございます。何か共感できる点など、ありましたでしょうか。これからも新しい発見があったらこのnoteにまとめていきたいと思います。それでは・・・







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