見出し画像

三夜連続真景累ヶ淵

秋ですね。皆さまいかがお過ごしでしょうか?秋が過ぎればすぐに冬がやってきます。気がつけば正月です。良い正月を迎えるには、まずは今年何か頑張っておかなきゃいけない。


というわけで、自分への今年の課題として『真景累ヶ淵』に挑みます。三遊亭円朝作にして大長編。今年の夏からこの作品をライフワークのように覚えていこうとと決心して、早三ヶ月。2020年の決算として、この『真景累ヶ淵』を三夜連続でやってみようと思い立ちました。


まずは最初の三話。物語の発端となりお話です。この『真景累ヶ淵』という噺は、旗本深見新左衛門の家と、それに金を貸した按摩の皆川宗悦の家との因縁が元です。その因縁が最高潮に達する三話目までを一気のやってしまおうというのが、この「三夜連続真景累ヶ淵」です。


三話と言いましたが、ここまででおそらくこの大長編の4分の1くらいなので、毎年このペースでやっても4年、早くて3年はかかる噺です。じゃあ、なんでこんな気の遠くなるようなことに挑戦するかというと、細かい理由は抜きにすると、この噺が妙に好きになっちゃったということですね。特にこの噺の前半の主人公と言える深見新吉という男に興味が出ちゃったというのが本音です。人間が悪に落ちる様が生々しく表現されています。


今回の最初の三話は、その新吉が悪に染まる前。父の新左衛門と皆川宗悦を描く「宗悦殺し」。深見新左衛門の長男新五郎と宗悦の次女お園を描く「深見新五郎」。深見新左衛門の次男新吉と宗悦の長女志賀(豊志賀)を描く「豊志賀の死」。



この三話を聴くだけでも続き物としては楽しいものになるのではないでしょうか。


全ては二つの家族から始まった。


それでは詳細です。


画像1

「三夜連続 真景累ヶ淵 〜はな平最期の勉強会〜」

第一夜 12月18日(金)、第二夜 12月19日(土)、第三夜 12月20日(日)

時間 19時開演
場所 神田連雀亭
料金 予約1200円 当日1500円
三夜通し3000円(手拭い付)
番組 

第一夜「真景累ヶ淵 宗悦殺し」「芝浜」、第二夜「真景累ヶ淵 深見新五郎」「中村仲蔵」、第三夜「真景累ヶ淵 豊志賀の死」「文七元結」、各回ゲスト 青空一風・千風
問合 oasis.hanahei@gmail.com
07032575473
アクセス 淡路町徒歩3分


席数に限りがございますのでお早めにご予約をお願いします。三夜通しの方には手拭いをプレゼントいたします。一夜限りでもぜひどうぞ。毎回あらすじを申し上げますので、安心してお越しください。

落語について、また過去の思い出等を書かせて頂いて、落語の世界に少しでも興味を持ってもらえるような記事を目指しております。もしよろしければサポートお願いいたします。