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『寝床』〜トリネタ研究会を終えて〜

今日は美るく姉さんとの真打に向けての会「トリネタ研究会」でした。

この会のコンセプトは「真打のゲストの方に公開でダメ出しをして貰おう」というもので、今日は春風亭三朝師匠をお招きしました。

一、オープニングトーク 美るく・はな平
一、竹の水仙 美るく
一、寝床 はな平
中入り
一、黄金餅 三朝
一、公開稽古 三朝・美るく・はな平

寝床をやって

この噺は、好きな義太夫を旦那が店の者や長屋の者に聴かせたがり、それに翻弄される周りとの攻防を描いた名作です。

自分でもこの旦那を可愛く描くことに注力しているつもりでしたが、まだまだなのがよく分かりました。

このネタは二つ目になってわりかし早い時期に覚えたネタで、教えていただいた師匠には「あなたには合っている」と言って頂き、それを後ろ盾に感じながらやるんですがどうしても上手くできずに、やっては放置、やっては放置を繰り返して来たネタです。

去年くらいからまたやるようになって、少し手応えを感じつつあるけど、今ひとつ何か掴めない噺でした。

そんな今日は、迷いの『寝床』を三朝師匠に聴いていただきました。

ダメ出し

細かい言葉の間違いとか指摘も大変ためになりましたが、今日はやっぱり旦那の部分でかなり勉強になりました。

旦那の気持ち。子供っぽい所。そういう部分を膨らませれば噺はもっと楽しくなる気がしました。

高座三十回分くらいの大事な一日となりました。

前回のそうですが、そういう落語家が見る落語の視点をお客様と共有しながら出来るとてもワクワクする落語会になって来ました。

次回は九月二十八日、今度はお客様のアンケートが僕らを成長させます。皆様のご来場をお待ちしております^_^

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