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ちょいと立ち上がりまして

昨日は池袋にて「福袋演芸場〜ちょいと立ち上がりまして〜」でした。


現在、池袋演芸場はコロナウイルス対策で定員39名様となっていまして、昨日は満員御礼となりました。本来でしたら、この人数では喜べる数ではないですが、現在の状況では少しでもお客さんの前で出来るこの事実がとても嬉しかったです。



「ちょいと立ち上がりまして。」



この一言を言って高座で余芸を披露することは昔からあることで、落語家は芸人である以上、落語以外に何か出来るんじゃないかと、みんなに声をかけさせてもらいました。



落語をやってからみんなに何かしらやってもらいました。



美るく姉さんは寄席の踊り。姉さんとは三ヶ月ほどしか変わらず、二つ目に一緒になったいわば同期みたいなものです。この企画にふさわしい王道でのスタートになりました。



二人目は、けい木くんのお馴染みのものまね。というかネタの「やかん」から既に伯山さんのものまねから始まってて、高座全体がものまねでしたね。彼は本当に器用でなんでも出来ます。コロナだろうがなんだろうが、彼は絶対に生き残る芸人だと思っています。



そして、一花さんの篠笛。彼女とはいつもお芝居のお話で盛り上がる中です。僕が演劇好きで、彼女もそんなルーツがあるんで、そんな話をして彼女が前座の頃からそういう接点ですね。彼女の落語は男女を乗り越えている気がします。性別不詳、非常にニュートラルな落語です。「粋」の新しい形です。篠笛も粋でした。



仙成くんは一人、立ち上がって始まり、「ちょいと座りまして。」で落語をやってもらいました。彼がいちばん負担んでしたね。申し訳ないっす。高座で嘆いてましたけど、本音でしょうwとっても楽しい「お菊の皿」をやってくれました。彼は今、「ウチ着いてって良いですか。」という番組に出てプチブレイク中です。




さて、私は歌。「前座の夜」。この曲は、はっきり言ってまだまだ認知されてないんで、歌い続けます。たけ平兄さんに、「こういうのはやり続けて、またかって思われるくらいやらなきゃいけない。」って言われてから、もう諦めずに歌おうと思ってやってます。

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林家っぽくて良いのかなと思い始めましたw



懲りずに歌い続けます。





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