真景累ヶ淵 お久殺し〜土手の甚蔵
真景累ヶ淵連続公演
3月31日に「真景累ヶ淵」の連続公演第四弾を開催します。去年からライフワークになっているこの真景累ヶ淵連続公演ですが、今回は第四話の「お久殺し〜土手の甚蔵」までを申し上げます。
はっきり申し上げますが、とっても地味な場面です。地味も地味、連続公演じゃなきゃやらないんじゃないかという場面です。「お久殺し」は「豊志賀」とセットでやることはありますが、この土手の甚蔵の場合は、そこだけやってもちんぷんかんぷんです。だけど、この甚蔵はここからはかなり重要な役になって行きます。新吉という男を悪に染めて行く張本人なのです。
この甚蔵という男の性格を知れるという意味では、この場面にも明かりが灯るのではないかと思います。そして、僕はこの男がとても好きです。短い期間で通してやるならこの場面は流してやるんでしょうけど、僕のやりたい真景累ヶ淵の通しは、出来るだけ端折らずに全部やるのがコンセプトなので、一見無駄かもしれないこの土手の甚蔵も敢えてやりたいと思います。多分、今後もこういう場面はたくさん出て来そうですけど、投げ出すことなくやれたらと思います。
講談師の方はみんなこういうことを当たり前にやって居られて、本気尊敬しますな、改めて。
当日はここまでのあらすじも申し上げますので、初めてでも安心してお越しくださいませ。
あらすじ
夫婦同様の仲だった師匠の豊志賀が死んだ。その置き手紙には「お前が持つ女房は七人まで取り殺す。」としてある。新吉はゾッとしながらも、弔いを済ます。墓参りで、想いを寄せるお久と出会う。二人はしるべのある羽生村へと旅立つ。旅の途中、お久が落ちていた鎌につまづき動けなくなる。新吉に嫌な事を言い始め、終いにはお久の顔が豊志賀の顔に見える。傍には、お久がつまずいた鎌があった。豊志賀の亡霊に驚いた新吉が鎌を取る…その後の惨状を見ていたのは近くに住む土手の甚蔵という男であった。
詳細
会場からの指示によりまして終演時間が19:55になったため、開演を15分早めます。
「真景累ヶ淵の会〜はな平最期の勉強会〜」
時間 18:45開演(18:15開場)
場所 神田連雀亭
料金 予約1200円 当日1500円
番組
林家はな平「お楽しみ」
青空一風・千風「漫才」
林家はな平「真景累ヶ淵 お久殺し〜土手の甚蔵〜」
※休憩なし
問合 oasis.hanahei@gmail.com
07032575473
アクセス 淡路町徒歩3分
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