映画『高野豆腐店の春』が最高だった話

先日、シネスイッチ銀座で『高野豆腐店の春』を観ました。東京かわら版で桂やまと師匠が出ているという記事を見て、映画好きの私としては観なければと思い、行ってきました。

結論から言うと、かなり良い映画でした。そして、やまと兄さん(親しみを込めて)のお芝居が素晴らしかったです。

キャスティングも凄くて、藤竜也さんと麻生久美子さんに脇にもベテランの名脇役と言われる方がたくさんいる中で、やまと兄さんの存在が輝いておりました。

私も、演劇とかほんの少しドラマとか、お芝居をやったことがあるのですが、落語家の性でしょうかどうしても「受けの芝居」が難しかったのですが、やまと兄さんのお芝居は俳優さんのそれでしたね。生意気ですが、本当に素晴らしかったです。

中身についてはネタバレになるのでお話しませんが、心温まるお話でした。日常を切り取って紡いでいく話は落語にも通じるなあと思いました。やまと兄さんもおっしゃっておりましたが、何気ない日常だけど、その日常って刺激がたくさんあるんだよなあと私も思いました。一見平凡に見えても本当に平凡な人生はないんじゃないかと、改めて思いました。

「映画」として見ても本当によかったです。

見ながら「うわー、面白い!」って感情が沸騰するものもそれはそれで良いのですが、この作品の様に、映画館ではクスクス笑いながらじわじわ面白さを感じて、後々になって「あの、映画面白かったな」と感じる映画が僕は大好きなので、そういう意味でも良い映画でございました。

こういう映画がもっともっと評価される映画界であって欲しいと切に願います。

最後にもう一度。やまと兄さんのお芝居が素晴らしいのでぜひご覧ください☆

落語について、また過去の思い出等を書かせて頂いて、落語の世界に少しでも興味を持ってもらえるような記事を目指しております。もしよろしければサポートお願いいたします。