【蒲田に落語の小屋を作りたい】第二回 「立地を考えてみる」

小屋の目的

蒲田に寄席を作りたいという私の夢は、殊の外評判が良かったようで、というより興味を抱いた方が居たようで、とても嬉しかったです。僕が考えている寄席は今ある都内四軒の寄席とは少し違っていて、もっと地域に密着しているもので、その土地に住む人が気晴らしにふらっと訪れることの出来る場所を目指しています。

とは言ってもアクセスってのは大事で、やっぱり人の流入の無いところは怖いですよね。陸の孤島のような場所には流石に作れないです。落語好きな方も足を運べる場所でなければならないです。

まず蒲田という場所、住んでみるととても便利なんですけど、この東京の最南端に位置するこの蒲田ですが、「遠い」と表現する人も居ます。昔の江戸っ子からすれば、品川を越えりゃあもう江戸じゃないという気持ちもあるでしょうが、そこはグッと飲み込んで頂きたいですね。むしろ品川と川崎の間にあってこそ、この蒲田や大森は独自の雰囲気を持っているんじゃないでしょうか。

そんな蒲田ですが、大きく分けるとJR蒲田がある一帯と、京急蒲田がある一帯とに分かれます。お互いを徒歩で行くとすれば約10分というところでしょうか。蒲蒲線というJRと京急を結ぶ路線が出来るという噂はここ何十年もあるそうですが、ネットで調べると「調査・計画中」となっていて、着工はしていないようです。

それはさておき、JR蒲田から行くことの出来る路線をまず考えてみます。

JR蒲田

・JR京浜東北線 上り品川方面→終点「大宮」
                       下り横浜方面→終点「大船」
・東急池上線 「五反田」-「蒲田」
・東急多摩川線 「多摩川」-「蒲田」

京浜東北線は東西南北の内、東以外は網羅してますね。東は京急があって、いわゆる空港に向かう方で蒲蒲線の計画はこの東に伸ばそうというものです。

では次は京急蒲田を考えます。

京急蒲田

・京急線 上り品川方面→終点「泉岳寺」
           下り横浜方面→終点「浦賀」
・京急空港線 「京急蒲田」-「羽田空港」

京急線に関しては本線の終点を書きましたが、実際は都営浅草線に乗り入れてるので上りの場合は泉岳寺を通り越して銀座日本橋を経由して、浅草押上方面まで伸びています。
下りの方も浦賀ではなく三崎口の方に行く快特の利用が多いと思います。

そしてなんといっても京急は羽田空港とのアクセスの良さが武器です。品川から約23分で行けるこの早さは魅力的です。京急蒲田からだと10分で空港に着きます。僕も空港を使う場合は搭乗の1時間前くらいに家を出るくらい近いです。京急蒲田までは徒歩15分なんで、電車乗ってる時間の方が短いです。

西と東

JR蒲田で考えると西口と東口があって、西口にはサンロードというアーケードの商店街があり、東口は少し雑多な雰囲気を残した商店街があります。商店街というか歓楽街というかなかなか面白いのが東口です。その東口の商店街を抜けると今度は「あすと」という文字が見えて、これが京急蒲田の商店街でこちらもアーケードです。

Wikipediaには

商店街のお話はまた今度にするとして、Wikipediaに書いてあることを要約してみます。

「大田区は都心から最も離れた場所で、唯一都心15km圏に分類される。ただし、区役所が所在する蒲田は交通の要地で、東京都心と神奈川を結ぶ鉄道などの本数があり、アクセスが良い。」

わざわざ蒲田のアクセスに言及しているということは、蒲田の立派な特徴であると考えます。


まとめ

行く行くは地元に愛される小屋にしたいわけですが、初めの内からそうは行かないと思います。

まずは、今いる都内と神奈川以南の落語ファンの方にお運びいただくのが大事だと考えていますので、このアクセスの良さ、立地の良さは武器になると思っています。

蒲田の立地は間違いないです。

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