百年目

「百年目」をやっています。今のところ、いつも47、8分はかかります。自分の話とかはせずに噺の枕だけしかやっていないので、ちょっと無駄っぱなししてたら1時間になっちゃいそう。

長いというだけで大ネタのように思われちゃいそうですが、やっぱりこのネタは大ネタだと思いますね。

噺三つ分くらいやってる感覚になりますから。明確に、最初の大店の様子と舟遊びと最後の場面と大きく三場面ですから、軽く上中下と分けても良いくらい。

でもそれを一人で語り切るのが楽しいですよね。それが落語です。自分でペースを作る楽しさ。

僕が今までやったネタで長いのは「文七元結」であれも40分くらいあって、人のよっては1時間越えますね。この噺は長兵衛の長兵衛による長兵衛のための噺って感じで、長兵衛を主人公に据えてやってます。

僕は今年40歳になるんですけど、この噺を10年前にやっていたら番頭を主として語っていたと思います。だけどアラフォーともなると旦那の気持ちも分かってきて、もっと歳とれば旦那を主とするんでしょうけど、今はその間で番頭も旦那も考えてしまうような、中間色な「百年目」になりそうです。

自分の経験とか年齢とかで噺に出る人物の雰囲気って変わるのが落語の良いところです。

2024年は僕の「百年目」元年。「百年目」の一年目を聴いてください。

ついでに宣伝。

「第五回 ハヤシにのって〜林家はな平独演会〜」
日程 令和6年 2月22日(木)
場所 港区立伝統文化交流館
(東京都港区芝浦1丁目11−15)
時間 18:30開演(18:00開場)
※20:15終演予定
料金 前売2500円 当日2800円 大学生以下2000円
番組
林家はな平「百年目」ほか
ゲスト 青空一風・千風

予約


電話
はやしの会(担当:おかめ家)
090-8170-8152

メール
oasis.hanahei@gmail.com

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