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真景累ヶ淵の四回目の公演を終えて

去る3月31日に真景累ヶ淵の第四話「お久殺し〜土手の甚蔵」をやりました。今回は大体40分から45分くらい。出来るだけ端折らずに最後まで喋りました。

真景累ヶ淵は円生師匠の口演だと全八話構成です。今のところ、その流れで進んでますのでやっと折り返し地点ですね。


だけどこれはあくまで前半の折り返しです。本で見るとよく分かります。

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ほら、まだ1/4です。単純に考えれば十六話くらいにはなる計算ですね。まだまだ先が続きます。

だけど、講談に比べりゃ全然ましです。

講談だと三十話、四十話なんてのがザラにありますから。それに比べたら少ない方です。


とは言っても、そもそも落語ってのは一席物が中心ですから、なかなかこうしてじっくり連続物に取り組めるというのは、コロナの功名でもあるんです。

深見新左衛門と皆川宗悦の因縁から始まった物語ですが、深見の次男新吉がお久と下総へと行く途中、豊志賀の亡霊が出て来てお久を鎌で斬り殺してしまう。

どんな理由があれ、人を殺したものは心の奥底に悪を忍ばせるものです。


この真景累ヶ淵の前半の物語は「新吉の物語」と言っても過言ではありません。まずはあと四話語って、前半を終わらせたいですね。


次回はまた夏までにやります。


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昨日は自分へのご褒美にパステルのプリンアラモードを買いました。

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