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上越ツアー

今年も、上越で単独ツアーをして頂きました。上越文化会館のアウトリーチ事業で、いろいろな文化を広げようという催しの一つに「落語」を入れて頂いています。

毎年、上越市のいろいろなところに行ってやるので、普段経験できないような出会いや景色を見ることが出来てとても楽しいです。今回は、小学校の公演が二つ、地域寄席が二つと、計四公演でした。

学校公演

小学校では、落語をやるのはもちろんですが、質問コーナーや体験コーナーなどを織り交ぜながら1時間やります。小学生って本当に素直に聴いてくれるのでやっているこちらもわくわくします。

今回は「寿限無」「つる」「牛ほめ」とはな平が送る三大子供向け噺でお送りしました。

まずは立って少し落語の聴き方をレクチャーします
最後の体験コーナー。正座をするってだけで子供たちは真剣になります


地域寄席

地域寄席の良いところは、「もしかしたら落語に出会わない可能性がある方に落語が出来ること」と思っています。子供だったら落語を聴いたことがないのは当たり前ですが、地方に行くと大人でも聴いたことがない人がほとんどです。

会館でやる落語会なら、チケットを買って聴きに来るわけですから全くの初めてという方は少ないですが、この地域寄席の良いところは、こちらから出向いてそこの公民館だったりコミュニティセンターだったりでやりますから、わざわざ会館まで足を運んで聴きに行くという手間が省かれる訳です。

子供に「初めて落語を聴いて面白かった」と言われて嬉しいのはもちろんですが、お年寄りの方に「長く生きてきて落語って初めて聴いたけど面白いね」って言われると、本当に嬉しいものです。

なのでこのアウトリーチ事業って本当に大事だし、僕は大好きです。

ガツンと売れれば、一気にたくさんの人に聴いてもらえるのは分かっていますけど、僕は地道にこの落語の種蒔きをしていけたらと思っています。

来年もまた行きたいな。


ここは30人くらいの小さな会場。この雰囲気が良いんです。
不自然に僕が迫り上がっているのは下に体操マットがあるためです。
ここは70人くらいの会場でした。稲刈りで忙しい時期にお集まり頂きました。

落語について、また過去の思い出等を書かせて頂いて、落語の世界に少しでも興味を持ってもらえるような記事を目指しております。もしよろしければサポートお願いいたします。