マガジンのカバー画像

想い出のはなし

43
落語家になるまでの話、落語家になってからの話。 想い出になっている出来事を話します。 福岡時代(18歳まで) 学習院時代(22歳まで) 前座修行時代(26歳まで) 二つ目時代(3…
運営しているクリエイター

記事一覧

自分の能力に対する評価はあてにならない

「自分の能力に対する評価は当てにならない」 と昔言われたことがあります。これは出所があっ…

林家はな平
11か月前
22

東京

東京に出てきてから20年が経ちました。 こないだ入ったファミレスで「時給1200円」という文字…

17

一之輔兄さん

ちょっと日が経ちましたが、一之輔兄さんが笑点メンバーに加わりました。すでにスーパー忙しい…

54

僕が二つ目になった日。

今日11月1日は私が二つ目になった日です。 11年前の2011年11月1日から三遊亭律歌(当時美るく…

6

二つ目時代に叶えたかったこと三つの内、一つは達成出来ませんでした。

二つ目時代に達成したいと思っていた目標は大きく三つありました。その三つと、それがどういう…

13

二つ目時代の思い出の仕事

二つ目になると好きに活動出来るのが良いですね。落語家なので落語をやるのは当たり前ですが、…

8

二つ目の独演会のネタを振り返ってみる

今日は二つ目の青春とも言うべき独演会「はな平のワンマン」のネタを振り返ってみます。ただひたすら思い出せるだけ、その日のことを振り返ってみます。 第一回 2013年6月 黄金の大黒 七段目 寝床 記念すべき第一回は、西日暮里にある戸野広浩二記念劇場という小屋で開催しました。この頃のタイトルは「はな平の開花前線」という名前で、当時聴いていたパスピエというアーティストの『開花前線』という曲名から付けました。 2011年11月から二つ目なので、1年ちょっと経ってから始めたんです

青楓亭とミュージックテイト

二つ目になってすぐに始めた勉強会は二つです。いや、正確には三つあったけどすぐに一つはやめ…

6

「恥をかけ。」

昔、とある師匠のお稽古で言われたことがあります。 「恥をかけ。」 高座ではどんどん恥をか…

6

石の上にも五年

先日、37歳になりました。世間で37歳はどのくらいの立ち位置になるのかわかりませんが、落…

8

伝説のそらまち亭

東京スカイツリー隣接の施設で東京ソラマチというのがあります。そのレストラン街の一角にあっ…

5

アラ20の勢い

歳を重ねてくると経験は豊富になるんですけど、勇気が少なくなっている気がします。 若い頃は…

3

落研の部室で一人で楽しんだ落語

大学の落研の部室は和室でとても心地良かったです。部活がない日でも授業の合間には入り浸って…

9

見習いの時の楽しみ

今から14年ほど前です。僕が前座見習いだった頃です。2007年の3月から10月までの約半年間、見習いという時期がありました。落語協会では、弟子入りして、師匠が事務所に履歴書を提出すると、その直近の理事会(月一)で受理されます。そしてようやく落語家としての第一歩、いや0、1歩が始まります。 まだこの時期は落語家としては認められていません。もっとも前座も正式な落語協会員(会費を払ったり総会に出たりする)ではないので、二つ目がやっと落語家なんですが、まあでも前座になるってのは落語