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管理職の基本⑧

■年上部下への仕事の依頼
年上の部下をうまくマネジメントすることが出来ていますか?
近年、評価制度の変更や転職市場の活発化などにより年下上司の下で年上部下が働くことが多くなってきています。
役職定年により、かつての上司が部下になるケースもあります。
そのため、自分より社歴が長く経験のある人に対する指示の出し方などに多くの人が悩んでいるのが実情です。
ここでは、「年上部下の力を引き出すために有効な手法」を見ていきます。

(1)礼節をわきまえた言動と振る舞い
年上の方に対しては、以下のような言動と振る舞いをすることが礼節をわきまえたものとされています。
 
①敬語を使う
②丁寧な言葉遣い
③目を見て話す
④謙虚な態度
⑤礼儀正しい振る舞い


 
(2)指示命令は書面で伝達(仕事依頼シートの作成)
年上部下への指示を徹底させるためのツールとして、「仕事依頼シート」を作成します。
指示内容を「見える化」して記録に残すことで、「聞いていない」・「メモをしていない」等の言い訳やヒューマンエラー(人的ミス)の防止とマネジメントをサポートする役割をもたせます。
また、書面で伝達することで、指示・命令を淡々と事務的に実施することが可能となります。

(3)定期的な「ほうれんそうだ(報・連・相・打)」ミーティング
定期的な「ほうれんそうだ(報告・連絡・相談・打診)」ミーティングを1on1で実施します。
通常、「ほうれんそうだ(報告・連絡・相談・打診)」は部下から上司に対してすることが基本ですが、年上部下に対しては、定期的に上司の方から1on1で実施します。
もちろん、年上部下からの「ほうれんそうだ(報告・連絡・相談・打診)」がある場合は通常に対応していきます。

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