見出し画像

財務分析(経営分析)の基本⑦

(3)活動性分析

①総資本回転率

■分析の目的
総資本回転率は活動性分析の代表的な財務指標です。
総資本(=総資産)に対する売上高の回転率を算出することで資本を効率的に運営できているかを分析し、経営効率の問題点を調べることを目的とします。

■計算方法
売上高÷総資本×100%
※総資本=負債+純資産

■具体例
総資本5千万円、売上高1億円の会社の総資本回転率
売上高1億円÷総資本5千万円×100%=200%(又は2回転)

■目安
全業種平均114%(1.14回転)、不動産業0.29回転、不動産業を除き100%(1回転)以上。
 
■参考
総資本回転率の高い会社は少ない資本で効率良く経営しているものと評価されます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?