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財務分析(経営分析)の基本⑩

(4)生産性分析

①売上高付加価値率

■分析の目的
売上高付加価値率は生産性分析の代表的な財務指標です。
売上高に対する付加価値を算出することで会社が従業員や設備等を効率良く活用しているかを分析し、問題点を調べることを目的とします。

■計算方法
付加価値÷売上高
※付加価値=従業員や設備等により創出した金額
概ね売上総利益(売上高-売上原価)に等しくなります。
※中小企業庁方式と日銀方式がありますが、計算が複雑であり、ここでは売上総利益を付加価値とします。

■具体例
売上高1億円、付加価値5千万円の会社の売上高付加価値率
付加価値5千万円÷売上高1億円×100%=50%

■目安
全産業で20.5%、製造業では19.4%、非製造業では21%です。

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