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心理的安全性の基本②

■心理的安全性による効果・メリット

(1)チームへの6つの効果
 
①集中力アップ・パフォーマンス向上につながる
心理的安全性が高まると、職場の風通しがよくなることで職場の人間関係の改善も期待でき、仕事に集中しやすい環境が維持できます。結果的に、個人やチームのパフォーマンスの向上につながります。
 
②情報交換が増えチームの知識量が増える
メンバーが発言しやすい環境ができるため、チーム内での情報交換が活発化します。また、それぞれの得意分野の知識を共有でき、チーム全体の知識量も増やせます。
 
③多様な価値観からイノベーションが生まれやすくなる
メンバー、一人ひとりの個性が受け入れられることで、多様な価値観からさまざまな意見やアイディアが生まれ、イノベーションが創造されやすくなります。
 
④ストレスが減り、やりがいが増える
心理的安全性が高まると、ストレスが減るなどのメンタルヘルスケア面での効果も期待できます。ストレスが軽減されれば、心に余裕が生まれ、仕事のやりがいを感じやすくなります。
 
⑤一人ひとりの責任感・関心度がアップする
心理的安全性が高まり、自分の発言や意見が受け入れられることで、自身の役割や業務に対する責任感や関心度がアップします。これによりチームや会社に対する貢献度も上がるでことが期待できます。
 
⑥集団思考に陥るのを防げる
心理的安全性が高いチームでは、反対意見も歓迎されます。反対意見を言える環境であれば、自分の意見をしっかり伝えられ、集団思考に陥ることを防げます。


 
 
 
(2)職場への6つのメリット
 
①対話が増える・アイディアが多く集まる
心理的安全性が保たれた職場では、誰の発言も拒否される心配がなく、会話も楽しめます。日常での対話が増えるため、さまざまなアイディアが集まりやすくなります。
 
②個人やチームのビジョンが明確化する
建設的な議論が可能になるため、個人やチームのビジョンを明確化できます。同じ目標に向かってプロジェクトや業務を進められるため、目標の達成率も高くなります。
 
③一人ひとりの強みが発揮され生産性が向上する
一人ひとりが自然体でいられるため、自身の強みを業務に活かしやすくなります。それぞれの強みが最大限に発揮されれば、会社全体の生産性向上にもつながります。
 
④ミスの報告・共有がスムーズになる
ミスの報告をする際の心理的なハードルが低くなるため、ミスや問題が生じたときにもすぐに報告・共有ができ、迅速な対応が可能になります。
 
⑤率直なフィードバックが交わし合える職場になる
心理的安全性が高い職場では、厳しいフィードバックも前向きに受け入れられます。そのため、日頃から率直なフィードバックを交わし合えます。
 
⑥人材の定着率が上がる
心理的安全性が高い職場では、自身のスキルや能力を積極的に活かせるため、仕事へのやりがいが生まれ、結果的に人材の定着率アップにつながります。


 
 

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