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コンプライアンスの基本⑥
■ルールを守るための職場環境
(1)不正を防止するための仕組み
不正を防止する仕組みがあり、それが時代や状況に合わせて修正されていれば、コンプライアンス違反は発生しにくくなります。
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(2)安全な環境
誰もが活動しやすい環境のことを「安全な環境」と呼びます。
心理的安全性を保った「安全な環境」を作ることで、ミスやトラブルを把握しやすい風土が整い、コンプライアンス違反を未然に防ぐことができるようになります。
◉心理的安全性
心理的安全性とは、職場にいる上司・部下に関わらず、誰に何を言っても拒絶や罰せられる心配がない状態のことを指します。「自分を出していい、安心できる環境」であることが本質です。
(3)チェック体制
【ハインリッヒの法則】を有効活用する
重大な事故が1件発生するまでの間に、軽微な事故が29件発生し、さらに「ヒヤリ」あるいは「ハッと」するような小さな事故(ヒヤリハットとも呼ばれています)が300件起きているという経験則に基づいた教訓です。
この法則のポイントは事故の前には必ず予兆があるということです。
したがって、予兆を見逃さないという取り組みが大切だと言えます。
そして、この法則はコンプライアンス違反を防止するためのチエック体制にも有効活用できます。
具体的には、ヒヤリハットの段階での情報共有を徹底し、注意喚起を促すことです。
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