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KAZコラムVol.23

皆さまこんにちは!ヒューマングループnote編集担当の朝永です。

さて、今回のKAZコラムは2005年7月に機関誌「自動車学校」に掲載された記事です。若手経営者46名と幹事長を務めた弊社社長の情熱に触れていただければと思います!

KAZコラムVol.23 “第6次長期ビジョン研究会を終えて “メンバーの情熱と知恵を結集して、未来の教習所づくりを描く””

<ヒューマンニュースレターVOL.23(2005年7月発行)より転載>

ヒューマングループ 代表取締役 内海 和憲

“機関紙「自動車学校」2005年7月号掲載記事より”
社団法人全日本指定自動車教習所協会連合会第6次長期ビジョン研究会は、平成15年7月31日に各都道府県自動車教習所協会から推薦を受けた指定教習所の若手経営者47名のメンバー構成で“メンバーの情熱と知恵を結集して、未来の教習所づくりを描く”を合言葉に発足しました。

約2年間の間、公式会議だけでも100回を数えるハードな取り組みでしたが、平成17年4月25日九段会館で研究総括発表会を開催、当時の発表は研究成果をまとめた冊子をもとに各班パワーポイント制作し、プレゼンテーションを行いました。各班の代表者の発表を聴きながら、研究の成果が、合言葉通りの出来映えであった事と、幹事長として46名のメンバーに支えられてここまでこれたんだと改めて気づいたせいか、体の芯から熱いものを感じた時間でした。第6次長期ビジョン研究会を通して46名のメンバーと出会えた事と、すばらしい仲間と共に汗した二年間を充実して過ごす時間がもてたことに対して、あらためて感謝を申し上げます。

まずは、研究にあたってのメインテーマの決定と各班の研究課題を決めることからスタートしましたが、どこから手を付けてよいのやら、試行錯誤を繰り返しながらも、とりあえずは過去にやってこられた先輩長期ビジョン研究員の研究内容を確認する事から始めることにしました。
各班第一回目の班会議の時に、第5次長期ビジョン先輩のメンバーの皆さんと合同の会議を開催し二年間の取り組みについて先輩のお話しを聞く機会がもてた事は幸いでした。過去の研究テーマの中で引き続き継続研究していくべき課題を探りながら、一方では将来の教習所のあるべき姿を模索しつつ、この研究課題を決めるだけでも約半年の期間を費やし、平成16年1月に全員の創意で研究テーマと研究課題を決めました。

メインテーマ“人・環境・時代とともに調和のとれた教習所を目指す!”
1班:指定自動車学校教習所におけるITの活用研究
2班:交通安全教育センターとしての活動研究
3班:時代にあわせた教習所づくりの研究
4班:時代の変革に応じた免許制度の研究

私は、この研究活動と平行して幹事長として在任中に、全国各地に散らばっている長期ビジョンメンバーの県(メンバー校)を1つ1つ訪問することを思いつき、約1年半の歳月をかけて46都道府県のすべてを訪問することができました。各班の副幹事長校と幹事校、次に足元の4班、3班、2班、1班と訪問する中で最後に残ったのは東北で、一気に岩手、秋田、青森を訪問し終える予定でしたが、訪問予定を組めども台風で何度なく足止めをくいました。

平成16年11月6日最後の青森県を訪問し全国制覇?を達成することが出来ました。メンバーの協力と配慮で学校訪問の合間に学校協会訪問、協会長との面談、その際に県の学校運営の実情を聞く事ができました、傍ら私の方から今期の長期ビジョンの取り組みの経過報告させて頂き、長期ビジョンに対して更にご理解を得たことは予定外の出来事でとてもラッキーでした。

この訪問を通して痛感したこと、北海道から沖縄まで、それぞれの教習所の運営形態が経営者等の価値観の違いなどから千差万別さまざまなスタイルがあるということでした。もちろんこれは当然なことなのでしょうが、少子化に伴い教習所業界のマーケットが縮小している中、いままで経験しなかった経営の厳しさや困難に直面して精一杯経営努力をしておられる姿に接することができたことで、改めて教習所業界が生き残っていくため、将来に向けた新しいビジョンづくりの研究に強い意義を感じる事ができました。

教習所は他の企業と違い“公共性と企業性の調和”があって、初めて健全な企業運営であることが認められる企業体です。私自身長期ビジョンの研究の会議を重ねながら、振り返ると自動車学校の社長として経営に携わっていましたが、指定校の設置者としての自覚と意識が足りなかったことに気づかされました。

我々は“公共性と企業性の調和”ということを強く意識し、人の価値観、環境問題、インフラの急速な変化等が、国民のライフスタイルやニーズ等にまで直接影響してくることを考慮しながら、メインテーマに沿った研究課題に対し、今後の教習所の経営と運営に役にたつ成果をだすべき会議やアンケート、分析、実験、施設訪問を重ねていきました。

研究活動も終盤を迎えた平成16年12月末には、研究の諮問機関から答申された“規制改革・民間開放の推進に関する第一次答申”の中に“運転免許関係事務の更なる民間開放の観点から各都道府県警察の実情に応じた学科試験その他の全ての業務について、民間開放を推進すべきであること”と明記されたのです。これはまさしく第1班と第4班の研究結果の実現を後押しするような答申内容であったことに驚きと喜びを感じた次第です。

研究成果が、近い将来、何らかの形で指定自動車教習所の発展に少しでも寄与することができれば、私たちにとって望外の喜びです。

最後に、長期間の活動を支え続けて頂きました全日本指定自動車教習所協会連合会の役員・スタッフの皆様、都道府県指定自動車学校協会の皆様、長期ビジョン研究会のOBの皆様、そして第6次長期ビジョンメンバーの一人一人の情熱とご支援に対して深く感謝を申し上げます。

2005年7月

朝永のつぶやき

ここまで読んでいただきありがとうございます!ここからは担当のプチ感想コーナーです。

今回の内容は全国指定自動車教習所協会連合会の第6次長期ビジョン研究会についてでしたね!今まであまり意識したことはなかったのですが、コラムを読んで、教習所が”公共性と企業性の調和”がないといけないということに気づきました。

教習所だからこそ、他の企業とは違う取り組みなどをみつけていけると思うので、それをギリギリ10代の視点で探そうしていきたいと思いました!

それでは今回はこの辺で!担当の朝永でした!

次回の「KAZコラム Vol.24」は、6月16日(火)投稿予定です。

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