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アフリカの可能性を開く力となることを目指して

Energy As a Services(EaaS)でアフリカに電気を届ける
 アフリカに電気を届けるというと、電力設備建設から送配電網の構築と考えがちですがWASSHA株式会社(本社:東京、2013年創業、以下同社)は、灯す明かりがない人々に明かりを灯すサービスを提供する事業を展開しているそうです。

 具体的には、タンザニア、ウガンダ、モザンビーク、西アフリカなどの国々の小売店(キオスク)を通じて同社が開発した太陽光充電式のLEDを使ったランタン型の電灯を一般消費者にレンタルする事業を展開しているとのことです。レンタル料金は現地で普及している電子マネーをモバイルマネーで先払いすることによりランタンに内蔵されているスイッチをリモートでオンにして明かりをつける方法がとられているとのこと。

 2022年5月時点のデータでは、同社が提携するアフリカ現地の小売店は既に5000店をゆうに超えているそうですので、2024年の今7月現在の店舗数は相当の数であろうと推測されます。今後の展開が大いに楽しみですが、同社の小売店を経由してアフリカの奥地にどんどん明かりがともされていくことが、現地の方々に明るい未来への第一歩となるのだろうと思います。同社と提携する小売店の数は益々増えると予想されますが、同社はこの小売店プラットフォームを通じてさらなる事業展開をも考えているとのこと。僭越ながら筆者の希望を交えての期待は、同社プラットフォームがアフリカに農作業改革や小規模製造業の誕生など地味ながらも大きな歩みの基礎作りからさらなる近代化へ向けて加速する力となって頂きたいと思います。

 同社ウェブサイトにあるVisionとMissionには、それぞれ「人類の『できない』を『できる』に変える」、「ビジネスを通じて社会課題を解決して、人々をエンパワーする」とあります。 途上国の方々が一日も早く希望をもって豊かになっていく、そのためにWASSHAの存在が益々輝くことを心より祈ります。(AS)

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