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幸せに目盛りを合わせる。

4月5日から、コーチングコミュニティ「First Penguins」に参加している。

1ヶ月が経ったところで、自分に起きた変化を書き残しておこう。

4月のテーマは「セルフマネジメント」だったのだけど、具体的にどんなことをしたかは他の皆さんが書いているのを読んでもらえたら(笑)今まで読んだなかでは、メンバーのおがまりが書いたこちらがとってもわかりやすい。わたしの抽象度高くなりがちな文章より遥かに実地的でわかりやすいです。ってことで、安心して抽象度上げていきます。(笑)←こういう他力本願できるようになったのもペンギンズ効果かも...

変化は主に4つ、かな。書いていて思い出したら増えるかも。ってことで書き始めてみよう。

1. 「それはわたしにとって幸せか?」という問いを
 自分の真ん中に置くようになった

独身・フリーランスの四十路越えって、結構きつかったんですよ。体力に伴って気力も落ちてくるし、昔の同級生たちはみんななんだか立派になってる(ように見える)し。10歳くらい年下の子たちをみていて「あーわたしにもあった、こういうふうに世間ずれしていなからこそ『上の世代にはできなかったことがわたしにはできる』って思い込めて、夢中でがむしゃらになれた頃が。もう、終わったわ。」みたいなのも。
そんななか、なんかちょっと面白い会社を設立したり、自分肝煎りの事業を立ち上げたり、一生懸命な四十路越え期を過ごし、動いたぶんだけ成果も出たけど、ちょっと息切れしていました。いや、だいぶ。完全に。プスンプスン。
でも、これからも、もっともっと成果を出したいんです。ってなった時に、何かこう、確固たる自分の軸みたいなもの、ちょっとやそっとじゃ揺るがない「わたしはわたしの人生を生きてるからいいの。他人や世間は関係ないの、マジで。」という感覚をもう一度得たかった。それが必要ということだけはわかっていました。
それで、「感覚を得たい」ということに意識を向けて過ごしたこの1ヶ月で気づいたのは、わたしの「がんばり」や「成果」って、わりと他人や世間軸になりがちだったな、ということ。「友達はこういうポジションを得ているから、それに匹敵するように頑張りたい」とか。数日前にアップしたエントリーでも書いたんだけど、他人が決めた基準の中で1番を獲得する気持ちよさが祝福と呪いの表裏一体でわたしのメンタルに張り付いてて、成果のイメージがそこに固定化されていました。もちろん、他人が決めた基準のなかで1番を目指してなることで得られたものもたくさんあるんだけど、それだと息切れが続きそうだなーって気づいたんですね。なぜなら、数多いる他人と比べていたらキリがないから。
たったひとりのわたしの軸を自覚するために、主観的な「幸せ」の目盛りを使って物事を捉えたり判断したり選択してみようと思いました。
わたしが幸せならOK。わたしが幸せじゃないならNG。以上。
そうしてみたら、いかに幸せの目盛りじゃなくて、「正しいか」「優れているか」「損をしないか」「ナメられないか」とかとか、幸せ以外の目盛りを使っていたか気づきました。
日々生きていて無数にある選択の時や、なんかどんづまってるどうしようってなった時に、「幸せなのはどっち?」って自分に尋ねる。そうすると、スッキリする方を選べたり、問うた時点ではなかった「より幸せな選択肢」を脳が考えだしてくれることにも気づきました。脳ってすごい。脳の使い方に意識的になるっていうことが、First Penguinsのプログラムでも、プロフェッショナルコーチのあっちゃんとのセッションでも、一番の基本として学んだことかもしれません。

2.よくない状態から抜け出す術を意識的に持つようになった

どんづまったときの抜け出し方に関しては、コーピングリストというテクニックを覚えました。これも、First Penguinsのslackの中でオーガナイザーのでんちゃんがアドバイスしてくれて知った。
やると気分が良くなったり元気になれるあれこれを、言語化してリスト化しておく。それだけで、面白いように「気分乗らなくて1日ベッドでスマホ眺めて終えちゃったけどしょうがないよねまいっか」ってことがなくなりました。
例えば、「溜まった名刺をデジタル化して捨てる」とか。「お気に入りの面白い本がたくさん置いてあるカフェまで歩いて行って目についた本を読む」とか、そんな、どんなに元気がなくてもお金もかからずにできることを「わたしだけのリスト」として作ってあります。

それから、「ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室」の共著者である稲墻聡一郎さんがゲストの回で学んだこと。
感情の状態には4象限あって、左下の「やる気しない無気力」から右上の「喜びややる気で漲ってる状態」にいきなりいこうとしない方がいいということ。わたしの場合、それをやろうとして、左上の「エネルギー値高いけど焦って空回ってる状態」に行ってしまっていました。そうではなくて、一度右下の「ゆったりと落ち着いて穏やかな状態」に左右スライドしてから、上に行ったほうがいいという。これは、ものすごく腹落ちして目から鱗でした。

3.「昔はよかった」が、「いろんな宝物を持っている」に変容

あと、ネガティブな状態の時にしょっちゅう陥っていた「昔のわたしはいけてたのに」とか「昔はあんなに楽しかったのに」という過去を美化して現在を貶める感情についても、素敵な処理方法が見つかりました。素晴らしかった過去を思い出してネガティブになるのって、「それはもう終わってしまった。本当は振り返ってはいけない」とか、「あんなに素晴らしいことはもうない」という思い込みがあるから。「ドラッカー・スクールのマネジメント教室」に書いてあったのだけど、素晴らしかった過去を思い出すことは、「リソーシング」と言って、とても大切なことらしいのだ。全部、なくしたわけじゃなくて、素晴らしいリソースとしてわたしの中にあってくれている。そう思えるようになったら、幸せ度増し増しです。「リソーシング」という言葉のリフレーミング効果がすごい。頭の中で自分に「もう戻らない過去にすがっているんだね」って声をかけるんじゃなく、「リソーシングしてるね」って声をかけるだけで、世界がガラリと変わります。

4.歩くことの気持ちよさと朝ごはんの美味しさを覚えた

First Penguinsでは、slackに「毎日トライandサクセス」というスレッドがあって、毎日何か今までとは違うことにトライしてその結果を書くことになっている。メンバーみんながいろんなこと書いているのに触発されて、かねてから日々をアップデートするために必要と思っていてなかなかできなかったことを始めてみた。できてもできなくても報告してフィードバックがもらえるのが嬉しい。あと、「できたらいいな」じゃなくて「やる」と決める。決めさえすれば、実力的にできないわけじゃない。できることをやる。

できることをやるだけなのに、やったほうがいいのに今じゃなくてもいいからやらない、という自動操縦状態から自分を引き剥がす爽快感があります。この積み重ねは、確実に自分への信頼につながって、もっと大きな成果に結びついていくような気がします。

そして、歩くのも朝ごはんつくって食べるのも、ダイエットサロンで言われて「やらなきゃいけないのに」というマインドでやろうとしてた時は全然楽しくなくて、できない罪悪感だけがたまっていってますます嫌になっていた。でも、歩いたら気持ちいいしいろんな発見があって楽しいとか、朝ごはんで胃に染み渡る味噌汁最高に美味しい、という快の感覚にフォーカス(これも「意識的に脳を使う」の一例)したら、どんどんやりたくなってます。何かを掴んだキラーンとした感覚がここにあります。

5. 50000字ジャーナリングで30000字書いたら起きたこと

もう一つ、あっちゃんとのセッションで、「これから何をしていくか」「わたしにとって大切なことは何か」を問うてもらい、自問自答する中で、壮大な棚卸しが必要だと痛感。50000字書くことを自分に課して、どんな時に何を考え何をしてきたか、どんなことに意識を向けてきたかを書き綴るというアクションを始めることができました。

これは、「確固たる自分の軸みたいなもの、ちょっとやそっとじゃ揺るがない『わたしはわたしの人生を生きてるからいいの。他人や世間は関係ないの、マジで。』という感覚が欲しい」という自分のニーズを満たすのに最高の行動となっています。これも、幸せに目盛りを合わせてるからできてるんだよね。beforeのわたしだったら、「先にクライアントのための仕事をしなくちゃ」とかって自己理解を後回しにしていたに違いない。でも、今は「書くことで自分とつながりなおせていく、自分の中に軸ができていく感覚が幸せだから」書くことに時間を割ける。結果、わたしが自分の商品である言葉に対して何を大切にしてきたかを言語化していけてもいることは、クライアントのためにもなると確信しています。


First Penguinsは、今のわたしに必要なプログラムだったと思う。行き詰まったと思っても、こうして必要なものに必要な時に巡り合って、ちゃんとその先に進む手がかり掴めるわたしってほんとイケてるわ〜と、変容の日々そのものが自信になっています。

4月の振り返り、終わり。

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