編集者・起業家 浅倉彩

2009年に創業し、言葉とアイデアの力でよきものごとを整理し表現し拡げています。助っ人…

編集者・起業家 浅倉彩

2009年に創業し、言葉とアイデアの力でよきものごとを整理し表現し拡げています。助っ人編集長・特産品やホテルのブランド設計など。仕事の大事なことはリクルートで、社会の大事なことは2度の地球一周で学びました。誰かの宝物になる本を書き、たくさんの人が喜ぶ事業をつくりたい。沖縄⇄渋谷

マガジン

  • 肩書きプロデュース アーカイブ

    face to faceで肩書きのプロデュースをしています。バイネームでお仕事をしていきたいあなたのために。世界中でたったひとりのあなたの過去を、少し先の未来につなげる肩書きを一緒に発掘するお仕事です。ここでは、これまでに発掘した肩書きと人物の物語をお届けします。 個人向けサービス案内はこちらです→  法人向けサービス案内はこちらです→

最近の記事

人生の更新頻度

※写真は姪っ子甥っ子との癒しのひととき❤︎ 私の人生、更新頻度が高いと思う話を書きます。 娘が妻になり母になる、とか。女子高生から女子大生を経てOLになり管理職になる、とか。人生には、一般的に言われているライフステージの変化とは違う、更新がある。 2022年の私は、すごく無理を通したと思う。 上場を目指す東京のベンチャー企業ににリモート業務委託でjoinしたり、公的機関の縛りの多い仕事をボリュームたっぷりにこなしたり、ホテルの立ち上げにブランディング担当として全面的に伴

    • ChatGPTに新規事業成功の秘訣を訊いてみた

      一般論ですが、網羅的なので盲点を見つけるのには適しているのかもしれません。画像に置き換えると「CG」のような印象です。曖昧さや意匠といった属人性が最小限に抑えられた必要十分なアウトライン。次は個別具体事例を聞いてみよう。 日本企業の新規事業を成功させる方法を教えてください。 (以下Chat GPT) 日本企業が新規事業を成功させるためには、以下のような方法があります。 1.市場調査を実施する:新規事業を開始する前に、市場調査を実施し、需要、競合他社の状況、および業界全体

      • 「できることでお金を稼ぎながら、やりたくてできていないことに挑戦する」からの脱却

        幼い頃から、「聞いてもらえない」「私の知らないところで私の大事なことが決められている」という不甲斐なさを持ち続けてきました。 それはある意味で当たり前のことで、幼く力がない時は、親が私の命を守るために多くのことを決め、決まったものが与えられてきました。 ただ、私の場合はおそらく平均的な配分よりは少なからず親の意思が強烈でした。母は特別に優秀な女の子として育ってきた人で、専業主婦になって持て余した能力とエネルギーを全て、彼女が思う「優秀」の基準に向かって長女である私にぶつけて

        • 「個として働き好きに生きる」のつくりかた

          独立して15年目になりました。 この文章では、独立と同時に地方に移住し、それまでのキャリアを元に東京で得た仕事から始めて徐々に自分にフィットする仕事に移行し、沖縄に2度目の移住、再び東京へ2拠点移住しながら仕事の幅を広げてきた多中心的ライフスタイル実践者として、なぜそれができたのかを紐解いてみたいと思います。 それができたのは、私個人に仕事を頼み報酬を支払いたいを言ってくれる人がい続ける状態を15年間キープしてきたからです。 はじめに結論を書いてしまうと、会社じゃなくて

        マガジン

        • 肩書きプロデュース アーカイブ
          1本

        記事

          私たちはみんな違うと叫びたい

          出身校であるICU高校の校長先生が書かれた記事を目にして、溢れ出てくるものがあったので書いてみます。 溢れ出てきたのは、今もずっと、いつもずっと、あの時からすでにずっと心の中にある「私は誰とも、誰もが私とはこんなにも違う」という気持ちです。 そして、その気持ちを、「途方もない疎外感と違和感」と出身校の現校長先生が見事に言い抜いてくださっていることへの衝撃です。 「途方もない疎外感と違和感」は、言い換えれば「途方もない不安・絶望・恐怖と未知への高揚感」です。 中学生の私

          私たちはみんな違うと叫びたい

          今週読んでよかった記事230219

          起こって欲しくない結果が起きそうで確率を計算するときに、すでに目の前で起きている原因らしき物事がその結果につながらない確率や、別の原因との因果関係も視野に入れないと見誤る、という考え方が「ベイズの定理」を使って説明されています。 *** ポジショントークだらけだからなのか何を読んでも聞いてもいまいち従来のWebとの違いがわからなかったWeb3。(「ここがすごい!」と言及されてる内容が、20〜30年前にWeb2の喧伝に使われていた文言とそっくりなのよね)実際に手を動かしてつ

          今週読んでよかった記事230219

          浅倉彩の自己紹介 2022年10月ver.

          こんにちは!起業家の浅倉彩です。 この記事では、私という人間と起業について、3つ要点を挙げて自己紹介します。では早速。 私は情報を解放することで新しい世界を生み出す編集者です 2022年9月に起業家デビューする前、私は14年間フリーランスの編集者として仕事をしてきています。メディアの立ち上げやPR・ブランディングなど色々なプロジェクトに参画してきましたが、やってきた仕事はすべて、情報を解放することで「新しい世界」を生み出す営みだと思っています。 情報は、埋もれ、散らば

          浅倉彩の自己紹介 2022年10月ver.

          あたらよの夜

          大分県のとある山あいに、「あたらよ」はある。 家なのだが家ではなく、 シェアリングスペースでも民宿でも、無論ホテルでもない。 あたらよを定義する一般名詞はまだなく、代わりに訪ねてくるものをそのまま受け入れ、包み込む何かがある。 家族で所有する家にも、金銭と引き換えに時間貸しされる宿泊施設にも、家族「でない」者やお金を払って「いない」者を排除する原理が働いている。この世界の、すでに定義されたありとあらゆる空間は、意味づけや条件づけがされており、意味の文脈に合わないものや条件に

          地球一周の意味と無意味

          30歳と36歳で、地球を二周した。 1回目はまだしも、2回目はもはや完全に若者とは呼べない年齢で、地上のすべてをストップして3ヶ月あまりの船旅をする。そのことが人生に与えた影響について振り返ってみたいと思う。 私は「人間の種類」ということをよく考える。 性別、世代、役割、性格、本を読むか読まないか、体型、容姿、年齢、障がいの有無、家族構成、食習慣、能力、宗教、経済力。ありとあらゆる人間を種別する境界線の中でも、比較的太いものに「国籍」があるのではないかと思う。どの国のパスポ

          地球一周の意味と無意味

          自分起点の行動と発信が幸せを呼んだ話

          昨夜、とても愛情深いよい時間を過ごせたので、どこから始まった物語なのかを振り返ってみました。すると、はじまりは自分起点の行動と発信だったことに気づきました。 2020年のある日、私は会社をつくることを思い立ちます。 理由はフリーランスの限界にいいかげん嫌気がさしたから。 ネガティブな感情や状況を跳ね返す瞬発力で、行動を始めました。 仲間が集まり、何をするかは決めずにお金を集めて法人を設立。 メンバーが自発的にやりたいと思ったこと、顔を合わせて話す中で創生されてくるアイデアを

          自分起点の行動と発信が幸せを呼んだ話

          スーパーおせっかい集団リクルート

          年1回のペースでコンディショニングをしてもらっている四柱推命の先生に、「浅倉さんの人生は強い女性がたくさん登場して助けてくれることになっている」と断言いただきました。産んでくれた母に始まり、思い当たる節ありまくりだなと考えていたら思考がリクルートにたどり着いたので、今日は私が実際に働いたり辞めた後も含めて見聞きした株式会社リクルートにまつわるモノゴトを書いてみたいと思います。 女性を遠慮なく使いこなす リクルートも他の日本企業と同様、役職者は圧倒的に男性が多かった(今は知

          スーパーおせっかい集団リクルート

          時間がかかることがよくない世界

          先日、このnoteの読者の方から、「わたしも浅倉さんのように『自分が考えていることを書く』ことに興味があるけれども、どうやればいいかわからない。つい、自分の考えよりも先に、世の中に必要とされていることを考え伝えたくなる」という主旨の感想をいただいた。 「ですよね。『自分の考えよりも世の中ニーズ』ですよね。だから優れたお仕事をされていらっしゃるんですよね。」と納得しつつ。フィードバックをいただいたことで、「自分が考えていることを書く」ってやはり価値があるのだなと嬉しくなり、よ

          時間がかかることがよくない世界

          沖縄が好きかときかれたら

          2011年3月14日。JALの那覇行き最終便に飛び乗って、私はそのまま沖縄に移住してしまった。もうすぐ丸11年を迎える。 最初の1年、「いつまでいるの?」「いつ帰ってくるの?」と、親しい友人たちが「なんだか知らないけど彩が自由気ままに沖縄にいるうちに」と何度も遊びにきた。自分が旅行ではなく沖縄にいて、そのことを自分も周りも珍しがっていることが楽しかった。最初の冬、あたたかいはずなのに、2回続けてひどい熱風邪をひいた。どうやら主人は帰らなさそうだと気づいた体が、水や空気の違い

          沖縄が好きかときかれたら

          気をつけている人付き合いのコツ9

          引き続き、フリーランスはどうやって食べているのか、振り返っています。 やりたい仕事に出会える分身の術 で書いたように、出会っていく人が仕事を呼びこんでくださるフリーランスにとって、ジブン人事部編に書いた「志向や価値観の日常的な言語化」の次に大事なのが付き合う人や付き合い方を選ぶことだと思います。会社に勤めていれば必要のない選球眼も必要になります。ひとり経営者であるフリーランスにとって時間はもっとも貴重なリソースなので、リソース管理においても重要です。人と付き合うのには、時間

          気をつけている人付き合いのコツ9

          フリーランスはどうやって食べているのか、振り返ってみた - おカネ問題編

          前回、前々回とフリーランス13年の経験を棚卸ししてきたのですが、そういえば触れていないなと気づきました。 避けては通れないお金についての考察を書いてみようと思います。 (初めにお金の話を書こうと思わなかったところがなんともはや。最優先じゃないんだな。お金、大好きだけど。) 大好きだけど、最優先じゃない そもそもこの世にお金が存在する意味は、市場における価値の「交換」「保存」「評価」の手段として優れていることです。 これを、一人の働き手にとっての意味に変換すると、とてもわ

          フリーランスはどうやって食べているのか、振り返ってみた - おカネ問題編

          営業は欲しいものを欲しいと言う練習

          望まない就職の一寸先にあったのは、目眩く営業の日々だった。 一流企業とか就職した同級生たちが半年間とかの長く贅沢な新人研修で同期と親睦を深めたり、なんなら恋とかしていた間、わたしは目先の売り上げのために1日3-5件の新規アポ獲得を目標に見ず知らずの会社に電話をかけまくる日々を送った。直属の上司はNTTより安い電話回線の法人営業マンだった人で、ドットコムバブルを機にIT起業してなんらかのネットサービスを始めたけれど成功しなかった結果、わたしの上司に流れついた。 新卒入社した

          営業は欲しいものを欲しいと言う練習