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フリマで失敗しない3つのポイント


フリマは誰でも出品できる反面、企業のように統一した管理基準がないので、一定程度粗悪なものに遭遇する可能性もある。
もちろん、実物を見てからでないと本当によさげな出品者かは判断できない。
しかし購入する前に、ある程度信頼できそうな出品者かを見分けることはできるかもしれない。
ここでは、フリマ出品者、いわゆる顔の見えない相手の良しあしを見分ける3つのポイントを取りあげる。

その1:コメントへの回答は、誠実?

同じ出品者が他に出している商品で、買い手からのコメントにどう返答しているか。
例えば値段交渉。1000円で出品している商品を「200円までまけてもらえませんか?」との無茶ぶりがあったとする。
「申し訳ございません。こちらが最終価格となっております」と、
「無理ですね~」や無回答では、前者が誠実な対応といえるだろう。
無茶ぶりとは言わなくとも、見えない相手の質問に対してどう回答してくれるかで、その人となりが伝わってくる。

実際に買う前に、一言質問してみるのも手である。

その2:少しデメリットな情報が書いてあるか?

小型扇風機をフリマで買うことを想定する。
買うとなった時、必要な情報は何か?
大きさ、色、形、風の強さなどのスペックだけではない。
フリマは転売でない限り中古品だ。実際に電源が入って使えないと意味がない。
よく「動作確認済み」と書いてある人がいる。これは売り手が実際に手を動かしてみた証拠である。

しかし、動作確認済みだけでは本当に使える商品かわからない。
電源が入ったとしても風の強さを調節するボタンが実は壊れていたり、変な音がするかもしれない。
そんな粗悪品を売るのか!と思うかもしれないが、都合の悪いことが書かれていないということは、何かを隠している可能性だって十分にある。
だから、故障にあたる現象が起きていないかをチェックしよう。

その3:商品をどう扱っている人?

品質管理と聞くと、企業が厳格に行っているイメージがある。それは企業内で基準があり、満たさないと世に出回らないためであろう。
フリマのように、出品者それぞれの基準で品質管理を行っているところでは、出品者の出した情報だけで見極めなくてはいけないので、なかなかハードルは高い。
まずは、保管場所と商品の扱い方が書かれているかをチェックしよう。

保管場所について、某フリマサイトは、喫煙者がいる、ペットがいると記載するよう、勧めている。その文言は、人によっては気になるにおいやアレルギーがないことを示している。
他にも高温多湿をさけている、直射日光を避けているなどが書いてあると、ある程度は保管場所を考えていることが伺える。

商品の扱い方とは、具体的にものを乱雑に扱うかどうかということだ。
丁寧な扱い方は、写真の背景でもわかる。周りの物をどかさずに、雑において撮影していたら要注意だ。

最後に:写真・文章にまどわされないで

結局は、出品者の提示する情報をどこまで信頼するかに限る。
文章も、機械的に書いてしまえばそれまでだ。
写真も、AIで簡単にできるし、同じ商品の画像を持ってくることもできる。

だから、よさげな出品者かどうかは、一度コメントをやり取りするのが手っ取り早い。その時、実際に手を動かさないと答えられないことを聞けば、もっとその人の人柄が出てくる。
動作確認を求めた結果、「多分動きますよ」なのか、「試してから返答します」なのか。
遠回りかもしれないが、フリマで失敗しないための処世術としてここに記す。


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