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ソロおばin Belgium⑦~グランプラスでのんびりの合間にchez Leon

アラ還おばちゃんが海外旅行20年のブランクを経て2024年3月に単身ヨーロッパ(主にベルギー)に行ってきた話です。海外一人旅は初めてです。
この日(3月15日)は、早朝からドイツのケルンへ行き、午後4時前にブリュッセルに戻ってきました。
ホテルでちょっと一息ついて、夕方から夜にかけてグランプラスやギャルリーサンチュベールを歩き、有名レストランで食事することにしました。


ギャルリーサンチュベール

昼間はこんな感じ
いつ覗いてもお客さんたくさんでした。
店内には食べるのがもったいないような美しいチョコ。


灯りの色も素敵

グランプラス

ベルギーに行くのは3月にしよう、と決めた理由の一つが日没時間。
ヨーロッパの夏の日没は遅い。いつまでも明るいので長時間観光を楽しめる点ではとてもいいのだが、夜景を楽しむためには遅くまで活動時間となってしまい、体力的に厳しくなる・・。3月なら7時ごろには暗くなるので大丈夫だ。

まだ明るいグランプラスへ行き、いったん離れて食事に行ったが、その後戻ってきたころから少しずつ明かりが灯り始めていた。市庁舎の塔の横には明るい月が輝き、だんだんと明かりが増していく様子は、大変美しかった。
グランプラスには人があふれ、まわりを囲む建物のそばにも大勢の人がいた。
わたしも、王の家の手すりにもたれかかってスマホの写真をチェックしていたのだが・・ふと振り向くと手すりに寝転がるような体勢の若い男性(たぶん10代)が私のスマホを覗きこんでニヤニヤしていた・・もう~、やめて~。
ま、スマホはストラップをつけて盗られないようにしていたが、油断してはいけない。

にわか雨の後の青空
夕日に照らされて輝く金色
この後いったんグランプラスを離れてシェ・レオンへ


夕闇がせまる 
深い藍色の空も美しかった
王の家
美しい~
賑わっています

有名レストランへchez Leon

グランプラスが暗くなる前に、有名老舗レストラン「シェ・レオン」に行ってみた。
ガイドブックに必ず載っていて、予約をしないとなかなか入れないという情報もあったが、まだ早い時間に行ってみたら、すんなりと入ることができた。
この店、「味はよいが、アジアンヘイトがひどい」「アジア人は差別される」と、気になる口コミも少なくなかった。
でも、写真で見るムール貝のグラタンがとても美味しそうで、是非食べてみたいと思い入ることにした。
ま、差別的な扱いをされたら、それもひとつの経験。帰国後の話題にもできる。(実際、33年前の旅行で一度だけ差別的な言葉を言われたことがあり、「こんなこと言われたよ~。もうびっくりした!」と友達に聞いてもらった)

店内に入って、一人だと伝えると店の奥の方へ案内された。途中、窓際の席がいくつか空いてはいたが、まわりは欧米人ばかりで、そこに案内されたら緊張したかもしれない。
案内されたのは2階の誰もいないカウンター席。「どこでもいいよ」と言われ、カウンターの手前の方の椅子に座ろうとしたら「あ、そこはボスの席だからだめ。そこじゃないならいいよ」 
わたし「あ、ボスの席なんだ(笑) OK~」と奥の席に移動した。
お互い「あっ、ごめん」みたいな感じだった。
ボスの席、たしかに店内がよく見える位置だった。

もしかしたら、こういう対応を「いい席が空いていたのに奥の眺めのよくない席に案内された、差別的だった」と感じる人がいるのかなあ。
臭いトイレの近くならいやだけど、そんな場所ではない。
わたしは、気が楽で、全然OK!
と思っていたら、欧米系の白人男性が一人案内されてきた。そうだよね、一人だからカウンター席に案内されたんだよね。

メニューを渡された。食べたいものは決まっているので、メニューの写真を指差して、簡単にオーダー。
「なかなかオーダーをとりに来ず無視された」みたいな口コミもあったが、わたしの担当ウエイターは、アイコンタクトですぐに来てくれたし、お料理が出てくるのも早かった。

ワクワク♬早く来ないかなあ


軽い(悪い意味ではなく)飲みやすいビールでした
きたー♬
既にビールが減っています。
うまー‼️‼️と、何度も言いながらいただきました。
ガーリックバター(だったかな)とムール貝の旨みが混ざったソースも美味しくて、バゲットやポテトを追加したくなりました。ほんと、美味しかったー♬
ノスタルジックなモビール。
歴史のあるレストラン

舌鼓を打っている時に、カウンターの奥の扉が開いて中が見えたが、欧米人の家族連れだった。
アジア人だけが2階に案内されているわけじゃないようだ。

わたしの後からやってきてカウンターに座った男性は、バケツのような鍋に入ったムール貝とビール(大きめのグラス)を黙々と楽しみ、さっと支払いを済ませて去って行った.......早っ

シェ•レオン、いろんな口コミはあったが、グラタンは最高に美味しかったし、接客も普通によかったと感じた。(接客については初日に行ったグランプラスのレストランBrasserie le Cerfがあまりにも素晴らしかった)

店を出て、またライトアップされたグランプラスに戻り、美しさを目に焼き付けた。

ギャルリーサンチュベール前のアゴラ広場は、その日もストリートミュージシャンの歌と演奏、テラス席で食事をする人たちで賑やかだった。
うん、私、あのテラス席に一人で座る度胸ない。アジア人だと目立ちそうだ(苦笑)

この日、早朝からケルンに出かけ、ブリュッセルに戻ってからは夕景と夜景とムール貝を堪能した。
あー、今日も楽しかったーと、ホテルに戻った。セキュリティのために、ホテルの玄関はロックされている。カードキーでロック解除しようとしたが反応しない。あれ?
数回やって気づいた。私がかざしていたのは、部屋のカードではなくて、クレジットカードだった........疲れていたのね。


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