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27歳4ヶ月の日記 2024.06.29

 昨日の夕ご飯は、友人とのディナーだった。代々木上原のほうに好きなお店があってそこで美味しいご飯をいただいた。
 とくに、スペアリブのスパイスローストは柔らかくて脂身もしっかりしたお肉なのに、纏っているスパイスがかなりしっかり効いていて、後味すっきり。いくらでも食べられそうな美味しさだった。
 今回はスペアリブで大正解だったわけだけれど、メニューを決めるときに、お肉かお魚か提示されて、お魚を選べるようになるといい大人の女度が増す気がしている。(こんなことを考えている時点でいい大人の女からは程遠いのだが)いつか、アクアパッツァとか、涼しい顔して選べるようになりたい。メカジキのソテーとか、ね。
 それから、そのお店のベリーソーダがとっても美味しかったのも嬉しかった。最近、禁酒中の私は、世のソフトドリンク勢の選択肢の少なさに愕然としていたのだけれど、今回はソフトドリンクもいくつか選べてその中でもこのベリーソーダが抜群に美味しかった。
 禁酒中でなければ、迷わずワインを頼んでいただろから、何かを禁ずることで広がる世界もあるのだな、と思うとなんだか救われた。
 美味しいものと、友人との真面目だったりどうでもよかったりする話ほど大事なものはないな、と改めて思う夜だった。
 とりあえず、友人とはグランピングと韓国に行きたいねという話になったのでいつになるかはわからないけれど、実現させる。
 
 打って変わって、今日の夕ご飯はそうめんとスーパーのお惣菜。お昼に旦那さんとオーケストラの演奏会に出かけていて、その先で牛タンをこれでもかといただいたので、夜はおとなしめ。
 演奏会は、演奏はもちろん、選曲も、司会も、演出も全てがとてもすばらしかった。コントラバスをかじったことがある程度で弦楽器にはほとんど知識はないけれど、あんなに繊細な音がひとつにまとまって、音楽として届くことにとても感動した。
 それから、楽しみにしていたパイプオルガンも期待していた以上だった。あんな荘厳な音楽が一つの楽器と一人の人間によってもたらされているのかと信じられない気持ちになる。高い高いパイプからもたらされるあの独特の音色は、神様への献上物のように感じられて、しばし神聖な時間を過ごすことができた。
 自分の結婚式でも挙式でパイプオルガンを演奏してもらえることにけっこうこだわるくらいには好きな楽器だったけれど、今日、改めて良い楽器だなと思えたそんな日だった。

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