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27歳5ヶ月の日記 2024.07.02

 今日の晩ご飯は、下関のフグパエリア、エビとアサリとブロッコリーのアヒージョ。パエリアは両親からの下関土産に入っていた、パエリアの素をつかったので簡単。まだ旦那さんが帰ってこないので、炊飯器から漂ういい香りに包まれながらお腹をグーグー鳴らしている。早く帰ってこないかな。
 
 日曜日、私は大好きなディズニーに行ってきた。今話題の新エリア、のほうではなく、ランドのほう。いまだに私の泉は湧き出ていないけれど、泉の水が枯れることはないので、そっちはもう少し落ち着いてから行こうと思っている。
 ランドの目的は2つ。1つは日曜日がラストのドナちゃんのイベントを楽しむこと。もう1つは私の最推しに会うこと。
 私は、昔から美女と野獣が大好きで、ベルのことを心から尊敬し、彼女のようになりたいと思っている。彼女への思いはまた記したいと思っているけれど、とにもかくにも、時々美女と野獣を摂取しないと私の中の何かが欠けてしまうのだ。
 ランドでベルと会う方法は2つ。ひとつは、パレード、もうひとつはフリグリと呼ばれるゲリラでディズニーの仲間たちが遊びに来てくれるイベントだ。パレードは確実にプリンセスに会うことはできるのだけれど、パレードなのでもちろんそんなに密に触れ合うことはなかなか難しい。一方、フリグリは場合によっては、一緒に写真を撮れたり、サインをもらったりできる。ただ、先に書いたようにゲリラなのでいつどこに誰が来てくれるのか、正確に知ることはできない。
 今まで一度も、ベルと並んで写真を撮り、サインをもらったことがない私は、それを叶えるべく、フリグリに挑むことにした。といっても私はフリグリにおいて赤ちゃんもいいところなので、その道に詳しいお友達が助けてくれた。
 猛者たちは、風をよみ、傾向を分析し、計算することで予想を立ててフリグリに挑む。そして、何よりも重要なのは出てくるまで辛抱強く待つこと。最後は、根気であり、忍耐なのだ。スポ根である。私たちも、その日のお天気などを見て、あたりをつけて、あとはひたすら待ち続けた。
 諭吉さん(ラスト諭吉さん!もう渋沢栄一になるね)一人をいけにえに手に入れたチケットでずーっとおんなじ場所にいるだけなんて、客観的にみると狂気の沙汰だと思う。でも、私たちは耐えるのだ。推しに会うために。
 そして、3時間くらい待って、ようやく推しに会うことができた。顔小さい、目がキラキラ、ほっそい、動きが可憐、声がかわいい。好きの大洪水が押し寄せるが、ここで満足してはいけない。今日は、推しと戯れるのだ。グーグル翻訳を頼りに英訳して練習した思いの丈を伝えるのだ。強い気持ちで取り巻きの一人として、推しのグッズでアピールしながら名前を呼び続けた。選ばれなければ、写真を撮ることも、サインをもらうこともできない。
 しかし、こういうとき、強いのは小さなプリンス、プリンセスである。そりゃそうだ。私がディズニーのお友達でもそうする。あんなキラキラした憧れの目で見られたら、そりゃあ愛おしいに決まっている。
 結果、惨敗だった。ベルは子供たち(時々大人)と戯れると、パパの発明のお手伝いをしにお家へ帰っていった。私も一緒にお家に帰りたい。一生懸命働くので…。薪とか運ぶので。
 難しい、奥深い、フリグリ。次回は今回わかった反省点を生かして臨もうと思う。
 ベルと戯れることはできなかったけれど、私にどうにかベルと会ってもらおうと、力を尽くしてくれたお友達がいることが何よりうれしかった。趣味を通じてこんなに優しい人たちと出会えたことはディズニーを好きになってよかったと思えることの一つ。
 また一緒に遊びに行く約束をしているので、その日を楽しみに日常を生きていく。
(冒頭のミッキーさんは3時間待ってる間にミニーちゃんとデートしに来てくれた時の写真。可愛すぎる。軽率にしゃがまないでほしい。)


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