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「目」は五感の王様なんです

人間の五感による知覚の割合は「視覚83.0%、聴覚11.0%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚1.0%」と言われています。

視覚から入る情報は、なんと83%。私たちは目を通して、たくさんの情報を得ているんです。さらにその情報は、近くのものから得ることが多いのです。
スマホ、パソコン、そして本や雑誌、書類などの紙媒体などです。

昔より本を読まなくなった。本を買っても積読が増えた。そんな中でも特に小さい文字で書かれた文庫本は何年も積読になっている。

契約書などの小さい文字を読むのか鬱陶しく感じる。

SNSの投稿での「ぱ」と「ば」、それ以外にも漢字を間違えて投稿してしまうことが増える。

爪を綺麗に切るのが苦手に感じる。

実はこれは全て3年前の40代後半の私なんです。いつも眼科医として診療で患者さんの老眼の困りごとなども相談されているし、近くが見えにくくなることの不便はよく理解しているつもりです。でもそんな老眼を専門にしている眼科医でも初期の老眼の症状は自覚しにくいものなのですよね。

私は読書が趣味のひとつで、年間100冊は読んでいました。しかし自分が老眼の初期だと自覚する数年前から少しずつ減って、半分以下にまで減っていました。
さらに年末年始の休みなどに、頑張って積読されていた本を読んでも、なぜか小さな文字の文庫本だけが読まれずに積読のままになっていました。読むのが辛いという苦手意識はないのですが、なぜか避けているという。

そして眼科の論文も小さい文字で書いてあることもあり、どうしても必要なもの以外は読まなくなっていました。

別に近くが見えないと自覚している訳ではない。でも一冊の本を読み切るまで前より時間がかかるようになったとか、裁縫やプラモデル作成などの近くを見続ける趣味をしなくなって来たというのは老眼の始まりです。

45歳を超えたら、普段の生活で、いかにストレス少なく近くが見える状態を作れるか?というのは、人生を豊かに過ごすキーポイントだと感じます。そのためには老眼を補ってくれる、累進レンズの入ったメガネやコンタクトレンズをうまく使いこなすのがおススメなのです。

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