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2.老眼の強い味方「累進レンズ」
老眼のパターンがわかったら、次は具体的にどうやって攻略するか?を書きますね。
ここはそれぞれですが、「累進レンズ」が大きな力になります。
「るいしんれんず?」
はい、累進レンズという言葉を知っている人は少ないでしょう。
今、このレンズが、なかなか優れモノなんです。
累進レンズとは、1枚のレンズの中でグラデーションのように度数が変化していて、遠くを見ることも近くを見ることもできるのが特徴です。
レンズの上部と下部で度数が違っているので、目線の上げ下げでよく見えるところが変わる仕組みです。
あなたが若いころを思い出してください。遠近両用メガネという言葉を聞いたことがあったのではないでしょうか? そういった眼鏡をかけた人が、おじいちゃんだったりおばさんだったりで見たことがあるかもしれません。
その眼鏡はレンズの下の方がぼこっとしていませんでしたか?そのぼこっとした小窓のところに目線を持ってくると近くが見えるという眼鏡でした。いかにもお年寄りが使うものだと分かる眼鏡です。
累進レンズはその後に生まれたレンズで、いっさいぼこっとした部分がありません。あなたの遠近両用メガネはダサい、かけたくないという無意識の抵抗は、あの眼鏡の記憶かもしれません。
累進レンズは、1980年頃にメガネ界に現れ、当時は価格も高い割に見え方の質が悪く、あまり一般に勧められるものではありませんでした。しかしこの40年の間にレンズの技術はかなり進化し、現在ではあなたの老眼を助けてくれる有効なツールになりました。
ぼこっとした部分がないため、若い人が掛けている眼鏡と変わりません。今は眼鏡のポジションも上がり、モテのカテゴリーのひとつにメガネ男子やメガネ女子があるくらいですから。
今の累進レンズを使うことで、眼鏡にネガティブな気持ちにならず、お洒落感や現役感を損なわずに老眼を攻略できるんです。
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