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ちゃんと見えていないことで自分の評価を下げていませんか?

老眼になっても快適に見える方法を提案している眼科医としては気になった体験を書きます。

ある60代後半の人と仕事で関わりました。対面や電話での打ち合わせでは、いろいろ魅力的な提案をしてくれたり、バリバリ有能な社長でした。

なのにLINEでやりとりをすると、途端にポンコツになると感じました。

急ぎの案件でもLINEだとレスポンスがとても遅い。

さらに3つ質問しても、ひとつにしか返答がありません。

それも質問への返答がずれています。

例えば

私 この文章の最後の字は「ぬ」ではなく「ね」の間違いでないですか?

社長 はい。「ぬ」です。

私 え?「ぬ」でいいんですか?

社長 ごめんなさい。「ね」でした。

スケジュールが押している時に、この不毛なやりとりが必要になり、イライラさせられました。

このようなやりとりが何度か続き、この人は老眼で近くが見えていないんだ。と気がつきました。この方はLINEやメールでのやり取りで自分の評価を下げていないかと心配に感じました。

ちゃんと見えていないことは、相手の信頼を失うことにもなると感じたエピソードでした。

「3」と「8」など数字の間違いは、仕事上、大きな失敗につながることもあります。

人が狩猟をしていた時代は、遠くが見えることが大切でした。遠くから忍び寄る外敵を見つけるにしても、食料を見つけるにしても遠くの小さいものを早く見つけることがとても大切でした。

私達現代人は、近くを見て情報を得ることが増えています。本やスマホからの文字情報もこの30年でも圧倒的に増えています。

そして寿命も圧倒的に伸びました。老眼で近くが見えにくいことで大きな不便が出るいう問題は最近になり強くなりました。

何歳になっても近くが快適に見えるために、眼鏡、コンタクトの力を頼って欲しいなぁと思ってます。今は技術は進歩していて遠くも近くも快適に見えるようにすることができるのですから。

歳を重ねても遠くも近くも見える目で人生を楽しんで欲しいというのが私の願いです。

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