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トッパングループの人的資本経営 〜「企業は人なり」を体現する具体的な取り組み〜

「EX DAY 2022」の講演をレポート化しました。
凸版印刷株式会社 代表取締役副社長執行役員の大久保 伸一氏よりトッパングループの人的資本経営への取り組みについてご講演いただきました。
その後、人材版伊藤レポート2.0の生みの親である伊藤邦雄氏もお招きして、持続的な企業価値向上のために必要な考え方についてパネルディスカッションを行いました。

本イベントレポートの全文は、下記URLからダウンロード可能です。
トッパングループの人的資本経営 〜「企業は人なり」を体現する具体的な取り組み〜

トッパングループについて

トッパングループは創業1900年、連結売上金は約1兆5,000億、従業員数約5万名。今年で122年目を迎える企業です。事業分野は多岐に渡り、売上構成は情報コミュニケーション系が58%、生活・産業系が28%、エレクトロニクス系が14%、現在はDX・SXの分野にも進出しています。

トッパングループも、有価証券印刷、商印、出版、マルチメディア、DX、SXなど、これまでさまざまなイノベーションの歴史を紡いできました。イノベーションがなければ存続しえなかった、言い換えればイノベーションを起こし続ける人材がいたからこそ存続することができたのだと思います。
新しい技術や思考を吸収し、新たな価値を創出すること、これこそがイノベーションであり、我々トッパングループが辿ってきた道です。

人的資本に対する考え方

トッパングループは、「企業は人なり」という考え方のもと、事業活動を推進しています。
人的資源や労働力として「人」を表現する際、「人材」という漢字がよく使われますが、そのほかにも、さまざまな漢字で表現することができます。たとえば「人罪」、これは会社にとってマイナスになる人のことを指します。また「人在」と書いて、ただ会社にいるだけの人を表現することもできます。

トッパングループは、「人材」「人罪」「人在」のいずれでもない、自ら価値を生み出し、会社の財産となる「人財」こそが、重要な存在だと考えています。そのため、あらゆることに挑戦する「やる気」、心身ともに健康である「元気」、最後まで気迫と執念でやり抜く「本気」を従業員が持てるよう、環境づくりには特に注力しています。

人的資本最大化に向けた取り組み

労使「働きがい推進委員会」の設置
労使「働きがい推進委員会」とは、「従業員が働きがいを感じるためには何をすべきか」について、会社と組合が本気・本音で議論するために設けられた協議機関です。
議論のなかで生まれた良いアイディアや重要課題に対しては、さらに具体的な委員会を設置し、施策を練り、実行に移していくという仕組みです。

健康経営宣言
従業員の健康の保持・増進に向けて、「従業員や家族の健康づくり」と「健康関連事業を通じた、世の中の人々の健康づくり支援」を軸にした、「健康経営宣言」を掲げています。
健康経営に関しては、過去に2度「健康経営銘柄」に選定された実績があります。また、業界への働きかけとして「健康長寿産業連合会」の立ち上げに携わった実績もあります。

ダイバーシティ&インクルージョン
心理的安全性のもとで、個々の違いを認め合い尊重する感性を育むこと、そして「違い」を変革の源に変え、情報と暮らしをデザインする「社会的価値創造企業」を目指すことを方針として、ダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。
具体的には、育休取得社員の心を支える仕組みとして「はぐくみプログラム」を実施したり、仕事と介護の両立支援セミナーを開催したりしています。また、LGBTQへの理解を深める講演会、経営層向けD&Iセミナーなども開催しており、多様な人財が活躍できるよう、多角的な支援に努めています。

人財育成・開発

持続的成長と社会への貢献を目指し、Digital & Sustainable Transformationをキーコンセプトとした人財育成・開発にも取り組んでいます。
労働人口が減少するなか、従業員ひとりひとりのパフォーマンスを最大化することは、企業にとって重要な課題です。
そのため、トッパングループでは、全社員に向けたDX基礎教育の実施や、専門的なDX教育プログラムの提供など、特にデジタル人財の強化に重点を置いています。また、次世代の幹部育成を目的とした「役員塾制度」も実施しており、新たな「知」と「技」を創出する人財を育成するべく、環境、風土の整備に力を入れています。

施策の効果計測とエンゲージメント向上
人的資本の最大化を目指して、組織診断サーベイによる施策の効果計測とエンゲージメント向上にも注力しています。
現在は、HRBrainの「EX Intelligence」を活用しており、施策の効果検証や、従業員のニーズ把握を目的とした調査を実施している状況です。良い結果が出ている項目もあれば、課題を感じる項目もあります。調査結果で判明した期待値と実感値のギャップをふまえながら、引き続き改善に向けて取り組みたいと考えています。

本イベントレポートの全文は、下記URLからダウンロード可能です。
トッパングループの人的資本経営 〜「企業は人なり」を体現する具体的な取り組み〜

HRBrainについて

「HRBrain」シリーズは、「HRBrain タレントマネジメント」をはじめとし、組織診断サーベイ、人事評価、労務管理、社内向けチャットボットの5サービスからなる、人事業務の効率化から人材データの一元管理・活用までワンストップで実現するクラウドサービスです。引き続き、人事領域のデジタル・トランスフォーメーション(DX)のさらなる促進に加え、ESG経営、人的資本の情報開示などに対して貢献できるよう、機能拡充を進めてまいります。
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