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「周りに悪口ばかり言う人がいて嫌だ。」

「いつも怒っているあの人にできれば会いたくない。」

「わがままな友達に困らされている。」

これはかつて私が愚痴をこぼしていたことの一例です。

当時は気付きませんでした。
これがまさか自分の自己紹介をしていたなんて…


どういうことでしょうか?

この世の中には
「自分の意識の中に既に存在しているものにしか接触できない」
という法則があります。

つまり、
「私が周囲に性格の悪さや怒り、傲慢さを感じたとするならば、
それは自分の中に性格の悪さや怒り、傲慢さがあるからだ」
ということです。


この法則は例外なく誰にでも当てはまります。

「自分が周囲に見るものは全て元々自分の中にあるもの」だとするならば、
周りを変えようとすることは
映画館の中で
「こんな映画は見たくない!違う映画が見たい!」と
スクリーンのところまで走っていって、白い布の部分をどうにかいじって映像を変えようとする行為と同じです。
(実際に白い布であるスクリーンをどういじっても映し出される映像は変わりませんね)

違う映画が見たければスクリーンではなく、実際に映像を投影している映写機の中のフィルムを変えなければいけません。
その映像を投影している元であるフィルムとはなんでしょうか?

それが自分のマインド、つまり脳です。

なので、本当の意味で
嫌だと感じている人に対処したければ、
それを捉えた"自分自身の性質の中に存在する同じもの"に着眼する必要があります。

それに気づいて自分自身が持つ脳、つまり思考体系を根本から改善できた時、同じような人に出会っても嫌だと感じなくなります。

自分の中からその性質が消えているからです。

脳の状態は根性や思いだけでは変えられませんが、変える手立てはあります。
それがヨーガです。

反対に、自分の中が平和や協調でいっぱいであれば、周りも自ずとそういう人が集まります。

では自分から他人に優しくすれば良いか?

半分合っています。

同時に自分にも優しくすることが大切です。
自分を責めてばかりいる人は、周りからも責められるような状況を引き寄せます。

自他共に優しくありたいと思うと共に、
自分が不快だと感じる人に出会った際には
相手を責めるのではなく
自分の心にその不快な要素があったからだと自覚して、
自分の心のあり方、性格を見直していきたいです。

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