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ぼくたちの哲学教室

北アイルランドの男子小学校の哲学の授業を撮ったドキュメンタリー映画。

小学生たちが哲学の授業を受ける中で、深く思考、内観することの意味や自身の存在の意義について校長先生をはじめ、周りの大人や、クラスメイトと深く掘り下げていく姿を描いた作品。

それぞれ異なる背景や信念を持ちながらも、哲学の授業を通じて自己を探求し、成長していく物語。

哲学は答えがなくて多角的思考で物事を考えれるようになる。
その訓練が子どもの頃からきちんと教育されてるって素晴らしいなぁ。

都市の衰退、宗派間の対立、貧困、ドラッグに悩まされてるアイルランドだからこそ哲学教室が必要なのかもしれない。

今の日本は雰囲気だけは平和だけど、ドラッグも自殺も増えてるし、一見明るいように見えて人の心の闇は深いし、智識のお勉強だけじゃなく、もっと心の教育は日本でもきちんとしたほうがいいと思う。

それは決して簡単に身につくものじゃなくて、繰り返し繰り返し、同じ失敗もしながら、少しずつ身に付けていく作業。
答えも千差万別。

でも、平和とは何か、と答えのない課題を生きている限りずっと問い続けて行きたい。
喧嘩になった際に父親から「やられたらやり返せ」と言われてその通り実践しいた生徒に対して「そろそろ自分の頭で考えろ」と諭していたシーンは良かったなぁ。

親だからって正しい意見を言ってるとは限らない。疑って、問う、そして自分の意見を伝えて話し合う。
面倒くさいと思う。
地道で大変な作業の繰り返し。

自分の頭で考える。
これが本当に今の日本人には大事なことなんじゃないだろうか。

映画の中ではパンデミックからのロックダウンの時期の話もあり、子どもたちがどうインターネットと向き合うかについても少し話をしていて、ネットの中には誹謗中傷や詐欺なども横行していて、そうでなくてもゲームやネットの友だちが出来たとき、文字だけでは話し合いもまともにできず、言いたいこと言ってブロックなりミュートなり無かったことに出来る。

これはあくまでネットの中だけで通用することであって、リアルではそうも行かないに決まってるのに、リアルとネットが脳内で一緒になって話し合いをするという事を避けていいと思うようになって心にわだかまりを残してしまう。

これがなかなかネット社会で拗れて来てて、世間の流れを見ててもコロナ以降どうにもSNSで一般人、有名人問わず人間関係拗らせる事例が多いなぁ…と思ってました。

ネットリテラシーをしっかり学んで、現実の人とは『ありがとう』や『ごめんなさい』を面と向かって言う方がいいですね!
子どもは素直でなんでも吸収してしまうスポンジのような柔軟な心を持っていて、大人たちの怒りや恐れは、間違いなく子どもたちへ伝わります。

子どもは社会全体で育てるもので、大人が率先して深く思考して、自分と他人と対話して哲学するべきですね〜!

あと映画の校長先生がエルビスプレスリー好きすぎて面白かった笑

久々長い感想を書いたけど、それくらいおすすめしたい映画でした!!

上映してくれた円結さん、ありがとうございました〜☺✨

日常生活をしてると、なんやかんや作業してしまったり、家事したりで、家ではなかなかゆっくり落ち着いて映画見れないし、映画見たあとの皆さんとの座談会や裕子さん、ムーキーさん夫妻とお話できるのも楽しみの1つになってます☺

是非是非おすすめの映画なので、見に行ってみてください✨

酵素玄米 Mojiroさんのバーガーも美味しかったぁぁ✨
ハンバーガーが食べれる金曜の夜、おすすめです笑


いや〜本当に映画っていいものですねっ(水野晴郎

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