予定は苦手
予定は苦手だ。予定が無く突発的なものも苦手だが、予定の時間がせまってくると体調が悪くなってくる。いらいらする。ぎらぎらする。
体調が悪くなってドタキャンすることになるんじゃないかって、すごい怖い。
ドタキャンとリスケを繰り返しする人は、僕は好ましくは思わないし、僕自身であっても好ましくない自分。
ざらざらする。こわい。ドラえもんにあったけど、時間時計というものが欲しい。今から全部準備すませて、一気に出発時間になって欲しい。しんどい。
つらい。もっと体調が悪くなったらどうしよう。体調が普通でも、急な悲報が入るとしんどくなる。普通の人はしんどくならないささいなことでも、自分でもおかしいと思うくらい、しんどくなることがある。それが起きたら、嫌だなあ。すごく嫌。だけど、対策が、立てられない。
出来る限りのコンディションを整える努力は数日前からしている。今日も自分の機嫌をせっせと取りながら過ごしてきた。でも、ちょっとした、想定外のことが起きて、がーっと沈んだら、嫌だ。
どうしよう、とはならない。がーっと沈んで愛想笑いさえできなくなったら、体調が悪くなって発熱とかしだしたら、休む。そんな状態で行っても、相手に迷惑がかかる。
だけど、だけどさ、休んでいる時点で、その時とれる最良かもしれないけどさ、迷惑はかかってるんだよな。
今日の予定は習い事。マンツーマンの。僕が休んだら、先生が、迷惑がかかる。今日は、予定のある日として通常通り異常な精神状況。まだそこまで、休むほどじゃない、はず。これで休んでいたら、僕は何も予定を、約束をできなくなってしまう。だから、引きずっていく。
引きずって、着いて、始まってしまえば、なんとかなるんだ。むしろ、とても楽しい。そう、この習い事はとても楽しい。だから通っている。でも、どんなに楽しくても、行くまで、このじりじりとした時間は、しんどい。
今、興味深いことが起きた。この数行上。「そう、この習い事はとても楽しい」の辺り。ちょっとだけ、すーっと楽になった。うん、いい感じ。繰り返し言えば、自覚すれば、待つのも怖くないかなあ。いや、怖い。うーん。
昔から、行けば楽しいと言い聞かせて、友人と游ぶ約束をしたり、何か学校の行事をこなしたりしてきた。行けば楽しい、だから、今もだもだして、お腹が痛くて、ぐらんぐわんしても、行くべきだと。……あの頃のそれらは、本当に、楽しかったのだろうか。いや違うな、習い事は繰り返しだから、なんとなくわかってる。学校の行事とかは、どーしても生徒としては初めてのことばかりだから(先生は毎年のことだろうけど)わからなくて、本当に楽しいかわかんなくて、行けば楽しいは言い聞かせる言葉だった。必死にすがる言葉で、頼りない言葉だった。
今日の習い事は楽しみだ。なぜなら今まで楽しかったからだ。きっと今日も楽しいだろう。
落ち着いてきた。あと、対策として、外出の予定をその直前に入れた。関連する施設に行ってくる。これは一人でうろうろするだけ。なので時間を調整できる。多分、家から外へ出てしまえば、この焦りや不安はもちっとましになる気がするんだ。
家で、何かに取り組むには残り時間が気になって、かといってじっとしているとより不安で、家からキャンセルの電話をかけたくなる。でも外に出てしまえば、残り時間はやっぱり気にするけども、関連施設で展示物をぼーっと見てることができて、じっとして考えが渦巻いていくこともなく、いざ本当に体調が悪くなったら携帯からキャンセルの電話は可能だ。そう、だから、これを書き終えたことにして、準備して、出かけよう。
準備できた、行ってきます。
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