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僕がフリーランスをやめるワケ

2022年5月。僕は、フリーランスをやめることにした。

そもそも、会社が死ぬほど嫌だったってわけじゃない。

元々いたのはメガバンク。緑色の銀行。
選んだ理由は「緑色が好きだから」なんてそんな単純な理由。

ごめん。ちょっと嘘をついたかもしれない。実を言うと安定していて「モテそう」だと思ったから。

…世の中の就活生、本当にごめん。(深い謝罪)

そんなこんなで働き始めた銀行。働くなかで大変さも少しずつわかってきた。でも面白さも少しずつわかり始めた頃だった。

…取引先の社長に影響受けちゃったんですよね(笑)

その人、まだ30代だったのに、目がキラキラしてて、自分もそんな30代になりたいなって思っちゃったんです。

そんな中、少ない頭で考えて思いついたのが「起業家とエンジニアをマッチングさせるアプリケーション」。

アイデアマンがもっと低リスクで活躍できれば、日本のビジネスってもっとワクワクするんじゃないのか。そんな思いで銀行に勤めながら自分でRuby, Railsを勉強した。

これが僕が独立を目指したきっかけ。

…フリーランスの始まりだったんです。

フリーランスは間違いなく稼げた

フリーランスになってからはライティングを始めた。

1年間勉強してきたプログラミングは、仕事をとるまでには至らなかった…残念。

僕の文章はセンスがないと思ってたけど、金融機関に勤めていたというブランディング。高校・大学もそれなりの場所に行ってたっていうこともあり、仕事は比較的簡単に取れたのを記憶してる。

初月10万円、2ヶ月目30万円、3ヶ月で50万円…気づいたら6ヶ月で月収90万円。

うわーフリーランスチョロってめっちゃ思った。

ごめん、またちょっとだけ嘘ついた。(笑)
振り返ってみると確かに大変だった。この期間半休を取ったことはあれど、1日休んだことなんてなかった。

でも「自分の力」でお金が生まれるの、楽しかったんだよね。だから辛いとかしんどいなとか感じたことないです。

ただ…少しずつ自分の本当に大切な、やりたかったことから遠ざかっていくのを感じていた。

「自分のやりたいことってこんなことだったっけ?」

でも、そんな感情は押し殺した。

だって、稼げてないのに「僕のやりたいことは〇〇です!」なんて言っている人みて誰が感動するんですか(笑)

人の社会に役立つことをしたい!って…自分が稼げてなくてギリギリの暮らしをしているのに、誰が付いてくるんですかwwwって。

人の世話をする前に自分の世話できるようになろうよって。

まあそんなこんなで、とりあえず自分の実力で稼げるという実力をつけられるまでは気持ちを押し殺してきたワケなのです。

自分がやっていることは事業なのだろうか?

月100万円稼ぐことを目標にして日雇い労働をしてきた。

これは揶揄。僕はフリーランスとして自分の事業を作ってきたという感覚があんまりない。

だって自分のやっていることって、ほとんど日雇い労働と一緒なんだもん。

自分の時給の計算をして、1日に3万円、4万円稼いだところでそれは自分の事業と呼べる代物ではなかった。

僕に仕事をくれるのは、間違いなく「自分の事業を作り上げた人」たちだったんだ。僕はただのそのサポート役。

悔しかったなぁ…。

別にライターという仕事を舐めているわけではないので、もし誰かがこの文章を読んでいたとしたら、気を悪くしないで欲しい。これは僕が僕の仕事に対して下した評価だから。

結局、独立したと思ってやってきたことは、会社員の頃と大して何も変わらなかった。

だから僕は自分の進退についてちょこっとだけ考えることにした。そして出てきた結論が「会社員に戻る」という選択だったわけ。

会社員は「スキルアップ」が無料だった

フリーランスをこの1年間やってきて思ったことは、やっぱり稼ぐためにはスキルが必要なことと、スキルを得るには大抵の場合金がかかることだった。

確かに2〜3年スパンでスキルをつけるのならば、仕事をするだけでスキルは少しずつ身についていく。

でも、何か新しいスキルを学んで、劇的に身に着け仕事に活かすためには、やっぱり「金」が必要だった。

有益そうなスクールっていっぱいありますよね。でも、そのどれもにお金がかかる。

うまいよね〜。やっぱリスクをとって先行プレイヤーとしてフリーでやってきた人は、自分の経験を販売するワケですよ。

あ、ちなみに全然悪いって言っているわけじゃないですよ。

経験を売ってくれるなら喜んで買います。僕はそういう人間です。はい。

それはさておき、会社員はそうではなかった。やっぱり上司は仕事のやり方や進め方を無料で教えてくれる。

組織だってナレッジを無料で共有してくれる。だって組織の向かう目的を達成するためには、僕ら会社員のスキルアップは必須だからね。

だから、会社に入るのはWin-Winだなと思ったわけなんですよね。

これが多分、会社員に戻る最も大きな理由。

最大のリスクヘッジは「会社員とフリーランスを横断できる人」

「会社員」か「フリーランス」か。

どっちでもいいわ!!!!(笑)

フリーランスのインフルエンサーは「会社員」であることを煽るし、会社員は質が落ちたフリーランスに対し「『プロになりきれなかったもの』がフリーランスになる」と言ったりする。

クッソしょうもないですよねwwwww

大切なのは自分のメリットを最大化するために、どちらを選ぶのかという話なのではないでしょうか?

個人的に思うのは「両方に行き来できる人」こそが最強だということ。困ったら会社員に戻ればいいし、もう一度自分の力で戦いたくなったらフリーランスに戻ればいい。

だって両方とも「労働者」であることに違いはないから。

確かにフリーランスってカッコよくいうと「個人事業主」だ。でも、自分の明確な事業を持っていないうちはやっぱり「労働者」だと思うワケなんです。

まあ、細かい違いはあれど、結局自分の事業がないならそんなもん。

僕は会社員に戻ります

ということで。2022年6月。僕は会社員に戻ります。

この選択は「自分の事業を作る」ための準備期間です。

会社には僕を最大限にこき使ってもらう。その代わり、僕も会社を最大限利用させてもらう。

会社をビジネスパートナーにする。

そんな選択ができるのも、フリーランスを経験したからなのかもしれませんね。

↑最近ロードマップ書いて見てたので、是非導入文読んでみてください!



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