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片耳だけ難聴。日常生活で困っていること

初めましての人は、はじめまして。
メソです。

今日は片耳だけ聞こえる状態になるとどうなるか書いていこうと思います。

メソは片耳の聴力がほぼありません。

病名は、感音性難聴というものです。

感音性難聴とは?

難聴は難聴でも、感音性って何という方が多いと思います。

難聴にはいくつか種類があります。

  1. 感音性難聴

  2. 伝音性難聴

  3. 混合性難聴

以上、3種類に分けられます。
順に説明していきます。

感音性難聴

内耳やそれより奥の中枢の神経系に障害がある場合に起こる難聴です。
感音性難聴の特徴は複数の音を一度に聞いた時に特定の音を聞き分けたりすることが難しくなります。

  • 原因

音を感じ取る内耳を構成する蝸牛(かぎゅう)と有毛細胞の障害によるものです。原因は大きく分けて先天性感音性難聴と後天性感音性難聴があります。

先天性?後天性?

先天性とは、”生まれつき”と言われるように遺伝子疾患などのことです。

後天性とは、生後から何らかの損傷を受けたことが原因になる事です。

ちなみにメソは、先天性か後天性かわからず、2,3歳の頃には聴力がなかったそうです…しくしく

伝音性難聴

外耳や中耳が正常に機能しなくなり音が伝わりにくくなる難聴です。
伝音難聴は慢性中耳炎や滲出性中耳炎など主に中耳の疾患でみられます。

  • 原因

外耳、中耳が物理的に閉塞しているために起こる難聴です。主に耳あか、中耳炎などによる分泌液が耳の穴を塞いだり、鼓膜の損傷、腫瘍や中耳、外耳の奇形などにより起こります。

混合性難聴

混合性難聴とは、伝音性難聴と感音性難聴の両方の機能障害が合わさった難聴です。

治療方法

各難聴ごとに記載していきます。

感音性難聴の治療

神経の障害のため、薬物治療ではありません。

軽度から中等度では、補聴器の使用、重度になると埋め込み型の手術を行うそうです。

伝音性難聴の治療

投薬や手術などで治療できるものが大半です。

例えば、中耳炎の場合は、投薬。
先天性な奇形の場合は、手術。
外耳道のつまりの場合は、つまっている異物の除去など、原因によって治療方法は異なります。

片耳しか聞こえないとどうなるのか ~体験談~

ここからは、メソが体験した片耳で大変だったことを書いていこうと思います。

会話が聞き取りづらい

片耳で一番困っていることが、会話が難しいことです。

聞こえる耳のほう(健側)に、相手に話してもらうときは聞こえます。
聞こえない耳のほう(患側)で、話しかけられたり、会話されるとほとんどなにを言っているかわかりません。

なので会話をするときは、常に聞こえる耳のほうに、相手の方が来るよう立ち回ります。
車でも助手席は会話がほとんど聞こえないので苦手です…

これは、距離関係なく聞き取れないので、耳が聞こえないことを知らない人と話していると、話がかみ合いません。
相手も不思議そうな顔でこちらを見てくるので、気まずくなります…あせあせ

呼ばれても気づかない

ふいに呼ばれても、気づかないことが多いです。

いや、普通は気づくだろうと思う方もいるかもしれませんが、騒がしい場合は気づかないことが多いです。

街中や教室では話し声など音にあふれています。
話す対象や聞く対象の音を選んで聞いている為、ふいに呼ばれると反応できないことが多いです。

また、特定の音を聞き分けているときは、頭を使うので疲労が半端ないです。

うまく説明できませんが、ノイズキャンセリングができないイヤフォンで音楽を聴いている状態に近いです。

どこから呼ばれているかわからない

片耳で困ることで、トップ3には入ります。

両耳が聞こえる場合
両耳で音をひろい、どちらの耳から近くまたは遠く聞こえたかで呼ばれた方を振り向きます。

片耳の場合
音を受け取る器官が1つしかないため、全体から聞こえてしまい、呼ばれた方向が特定できません。

テレビの音量が大きくなる

至近距離でテレビを見ていても、大きな音量で聞いてしまいます。
家族からは「音が大きい」とよく言われました。

危険察知が難しい

上記で記載した通り、音を聞き取る力が健常者より低いため、周囲で物音がしても聞こえなかったり、ワンテンポ遅かったりします。

前方は視界があるのでわかりやすいですが、後方の耳が聞こえないほうから近づいてきたりするとわかりません。

障害者手帳は取れるのか

結果からいうと、片耳だけの難聴では取れません

片耳は健常ということで、健常者と同じ扱いになるそうです。

個人的には、片耳だけでも生活に支障は出るので、何かしらの手当ては欲しいところです(笑)

メソは治療しませんでした

病院に行って相談したところ、治療できませんでした。

補聴器を付けても、すでに聞こえるほうで聞きなれている為、今更補聴器を付けても雑音にしか聞こえず、かえって聞こえづらくなるとの事でした。

聞こえないほうに音を聞かせ続ければ、聞こえるようになるのではないかと思う方もいるかもしれません。

実際に片麻痺のかたに対して、患側(麻痺している部位)から刺激を入れて、脳と麻痺した部位の神経経路を新しくつなぐ治療法(反復促通療法)がリハビリにもあります。
ただこの治療は大きく改善がみられるのは急性期(発症から2~3か月)に行うと効果は見られます。
慢性期になると効果はほとんど見られません。

メソの場合は聞こえなくなってから時間が経っていますし、聞こえない耳に音を聞かせて聞こえるようになったということは聞いたことないのでやりませんでした。

以上、片耳だけの生活をまとめてみました。
片耳が聞こえないだけでも、日常生活に支障が出るので、皆さんも耳は大事になさってください。

メソでした!

参考・引用URL


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