マガジンのカバー画像

学校フリースクールを卒業してからの話

15
学校やフリースクールを卒業してから、アルバイトして一人暮らしを始める。就職して結婚をする。不登校をしても、学校に行っている他の人と変わらない平凡な生活です。 学校に行ってないこと…
運営しているクリエイター

#エッセイ

不登校のはなしのその後〜僕のはなし15〜不登校をして 今にいかせている事

多様性を受け入れる。 僕は福祉関係の仕事をしているが、 周りのにはそういう人が少なく感じる。 ぼくが不登校になって 家族も僕も死ぬほど苦しんだ。 だから、 他の人が見えないとき 他の人が知らないときに 家族や自分が一生懸命にもがきながら そのとき、あっているのか わからないけど、一番いいと思う 事をしてきた。 他の人達には、 今の問題な部分だけ切り取って、 だめな育て方をされたんだと見えているが 僕はそのとき、そのときに自分達で 一生懸命に考えて育ててきたんだと

不登校のはなしのその後〜僕のはなし14〜僕の価値

僕が仕事を探そうと、一歩踏み出せるのは 小さい頃の環境が良く 周りに良い人がいた事だと思う。 自分のやる事をフォローしてくれる 大人がいたこと 「だめだ!」「バカなことを」など否定される 言葉を投げかける人が少なかったように思う。 勉強や学習よりも大事なもの その子自身を作る、人間の土台。 小さい頃に 自分を守ってくれる人がいた。 自分をわかってくれる人がいた。 そんな大人が一人でもいた。 困った時も何だか知らないけど、大丈夫何とか なりそうな気がしていた。 だか

不登校のはなしのその後〜僕のはなし13〜自立すること

24歳のときは 僕はアルバイトから契約社員になり働いていた。 父が定年退職をして、しばらく経ったとき 急に両親は昔住んでいた家に戻ることに決めた。 ここから昔住んでいた家は新幹線で3時間も離れた場所に ある。 そのときに両親は、僕も一緒に戻るか聞いてくれた。 両親はわかっていたんだと思う。 一緒に来ないことを 僕は仕事も順調で彼女もいたし ここに残ることにしたが 本当は怖かった 生まれ育った家にもどることが そこは不登校が始まった場所。 暗くて絶望の日々を過

不登校のはなしのその後〜僕のはなし6〜ほどよい距離

電車に揺られ外の景色を何時間も 見ていた。長距離電車にはトレが付いているから 安心して乗っていられる。トイレにすぐに行けないと思うと すごく不安になりお腹が痛くなったり 尿意を感じて苦しくなる。こういう電車は好き人も程よく乗っていて 目的地がある。着くまで決まった時間がたくさんある。 一人で自由だ。誰も僕を気にしない。 でも僕がそこにいることは知っている。話しかければ、話してくれるだろう。程よいこの距離感、この空間が好き。そして目的地に着いた。駅を降りるともう夕